義実家との関係は何とも難しい。運良く相性のいい義父と義母だといいのだが、そうでなければ結婚している限り、義実家との微妙な関係は続く。そんな義実家との関係に疲弊しきった妻側からの声が寄せられている。
「結婚した当初から義両親は息子の味方だった。夫と喧嘩すると、義実家に呼び出し、別居するように言われ夫が実家に帰った。再び同居した時は謝罪させられた。それからも何かと義実家に実両親も呼び出され私へのダメ出しをするようになった」(東京都/50代女性)
この女性のように、義理親の対応に不満を持つ妻たちの声を紹介する。(文:林加奈)
「車で3人になるたび当てつけのように夫に話して私は無視」
40代女性は義実家に行くと必ず妹たちが来て、料理を作るようにいわれるという。「全く切れない包丁を渡され、薄くスライスしようにもできないくらいの切れ味が悪い。見えないイジメとしか思えない」と憤る。
食事が終わった後も、義母は「そのままでいいわよー」と言いつつも「いずれはすべてやってもらうから」とつぶやいていたこともあったと語る。他にも、
「ある日には、義母と夫と3人で車で移動中、『どこどこのA子さんは結婚してからもバリバリ稼いでいるらしい』など、車で3人になるたび当てつけのように夫に話して私は無視。夫と一緒に働いている私にどうしろと?」
こうした義母の振る舞いについて夫に苦言を呈すと、完全に母親寄りで話にならず、「お母さんはそういうことを考えるタイプじゃないよ~」と言って終わるため「ため息しか出ない」状態だという。
帰省のたびに止まらない、“義母の息子自慢”に困惑
神奈川県に住む50代の女性は「義両親は基本悪い人ではない」というが、帰省が憂鬱な理由を次のように語る。
「帰省するたび、義母が『息子の中学時代の成績表が出てきたから見てね』とか『これは姪の子ども時代の絵のコンクールの表彰状だ』とか見せられてきました。夫の中学時代の成績表を見て、私は何を感じて何を言えば…?」
女性が義実家で困惑していることは他にもある。食器を洗うときに洗剤を使用せず、金タワシとお湯でサッと洗う程度のため、食器はヌル付きガラス食器には汚れがたまったままだったという。今では子供が大きくなり、帰省することがなくなったのでほっとしていると語っている。
たとえ義両親との関係が良好でも、ちょっとした環境の違いで帰省が憂鬱になることは珍しくない。盆休みはコロナで帰省せずに済んだ人も、年末年始はどうなるだろうか。妻たちの義実家に関する悩みはこれからも続くのかもしれない。
※キャリコネニュースでは引き続き「義実家への帰省で憂鬱なこと」や「不倫したこと・されたことはありますか?」に関するアンケートを募集しています。