ちなみに、最近の夫は次のような様子だといいます。
「家で会話がなくなり話しかけてもぼーっとしている」
「以前はご飯を作ったり食べるのが好きだったが、私より小食になった」
「家に帰ってきても、風呂に入って、寝るだけで何もしなくなった」
夫は土曜日も出勤しており、投稿者は「夜遅くまで残業や休日出勤をしているのに、残業代や休日出勤手当てが一切入っていない」と気にしています。
残業代は、管理職手当などの名目で会社にうやむやにされている恐れもありますが、家で愚痴を言えない夫自身が、帰りたくなくてどこかで時間をつぶしている可能性もあります。いずれにしても、夫の様子はかなり危険な状態ではないでしょうか。
厚生労働省のメンタルヘルスサイトによれば、うつ病は「日本では約15人に1人が、一生のうちに一度はかかる病気」だといいます。うつに気付くための変化については「食欲がない」「何事にも興味が持てない」「口数が減る」などがあり、これらの症状があてはまりそうです。筆者は医者ではありませんが、過労死のニュースなどで、こうした前兆のあと突然自殺する例をよく見聞きするため非常に心配です。
心配な気持ちを伝え、まずは「話を聴く」ことが大切
スレッドには、投稿者に対して「冷たい」という批判や、夫のメンタルを案じる声が相次ぎました。
「解決してあげることより、聞いてあげる方が大事。それ放棄したんですよね。これ旦那さんに一番つらいことだと思いますよ」
「このまま旦那さんのこと放っておいたら、うつになりそうです」
とにかく話を聞いてあげて、一緒に心療内科に行くように勧める声が多く、筆者も同感です。「よそで癒やしてもらっている」との邪推もありますが、この疲れ切った様子に多くの人は「浮気はない」と否定的です。中には「ブラック企業なら転職も仕方ないのでは?」と夫に選択の余地を与えなかった妻を責め、ふたたび転職の話し合いを持つよう勧める人もみられました。
回答に対して、投稿者は「(愚痴は)聞いてて、イライラしませんか?」などと返信していましたが、そんなに突き放してしまって大丈夫でしょうか。筆者も正直、夫の愚痴に付き合うのは億劫ですが、ストレスを感じるのはお互い様。愚痴を聞くことは「あなたが大事」というメッセージでもあります。心を開いて話をする相手がいるだけで、精神的に楽になれるものでしょう。
前述の厚労省のサイトには、うつのサインに気付いた時は「心配な気持ちを伝え、まずは『話を聴く』ことが大切です」とあります。投稿者も子育てに忙殺され余裕がないのかもしれませんが、転職を許さなかったことで夫に我慢を強いていることを思い出し、まずは優しく話を聞いてあげてほしいです。【参照元:掲示板ミクル https://mikle.jp/】