夫に買い物を頼むと、妻の意図しないものを買って来るのはよくある話だ。ガールズちゃんねるに6月中旬、「旦那に買い物頼んだら違うものをたくさん買ってきた」というトピックが立ち、夫の買い物能力の低さで盛り上がった。トピックを立てた主婦は、子どもが熱を出したため、買い物に行ってもらえるよう夫にお願いしたものの、「14品中4つ間違っていました」とうんざりしている。その内訳は、
・しらす→ちりめんじゃこ
・たまご豆腐→たまご醤油だれ付きの納豆
・カットぶなしめじ→カットされてないぶなしめじ
・炭酸水買い忘れ
「分かりやすいリストを作ったのにな」と不満を漏らすトピ主は、「みなさんの旦那さんはお願いしたものちゃんと買ってこれますか?笑」と問いかけた。(文:篠原みつき)
夫に「○○買ってきて」と頼んだら―「レタス頼んだらキャベツ」「本みりんじゃなくて”みりん風調味料”」
「カレールー頼んだらレトルトカレー」「一番安い塩でいいと言ってるのにハーブソルト」
しらすとちりめんじゃこの間違いぐらいは可愛いものだが、玉子豆腐は具合の悪い子ども用だったとすれば、納豆に変わったのにはイラッとしただろう。トピック内のコメントは、夫の呆れた買い物エピソードが相次いだ。
「カレールー買ってきてって言ったのにレトルトカレー買ってきた」
「れんこんお願いしたらグラム単価なのをひとつの値段だと思ったそうで、一番大きなれんこん買ってきたよー。消費が大変だった」
「うちの旦那は10個入りの玉子買ってきてとお願いしたら、なんと玉子のパック10個買ってきた。料理したことないからこれ位ならすぐ使いきると思ったらしい」
このほか、木綿豆腐を頼めば絹と木綿を買ってくる、有塩バターを頼んでも必ず無塩を買ってくる、「一番安い塩でいいと言ってるのに高そうな塩?ハーブソルトみたいなの買ってくる」、箱ティッシュを頼めば「鼻セレブみたいな高いの買ってきた」など、枚挙にいとまがない。
また、売り場が分からないのに「店員さんに絶対に聞かない」「間違えはしないけど、プラスで余計な物いっぱい買ってくるかな。毎回」という声にも共感が多い。文句を言われるのが嫌なのか、ちゃんと買ってくるけれど「都度確認の電話くる」という人も。「どうしても間違えて欲しくない物は、現物を画像で送るようにしてるよ」という対策も挙がっていた。
テレワークになった旦那が買い物に行くようになり、食費雑費が倍になったと戦慄する人もいる。主婦には楽勝の買い物も、多くの夫にはハードルが高いことが窺える。
「頼まれたものを探すのってけっこう大変なんだよね」という声も
一方、トピックには「いや、主の旦那さんめっちゃよく頑張ってると思うよ」など夫をフォローする声もある。
「頼まれたものを探すのってけっこう大変なんだよね。4つだけなら頑張っていると思うけどな」
「しらす→ちりめんじゃこ、まで責めるのはちょっと可哀想かもね」
また、ぶなしめじは「自分でカットすればいいだけ」という声も。確かに14品もすべて妻の要望通りの品を選ぶのは、ふだん買い物をしていない夫にとっては負担が大きい。妻にこだわりのメーカーや種類があるとしても、あまり要求し過ぎるのも考えものだ。
いち主婦である筆者もこの話題には共感する面があり、新婚の頃「味の素」を頼んだら600gのお徳用を買ってきたのには驚いた。30g程度の小さいパックで良かったのだが、言わなかった私が悪いのか。しかし毎回は使わないし一度でひとつまみ程度の使用量のため、20年後の今も使い終わっていない。
なお、トピックの中には「ちゃんと買ってくるし、そろそろ無くなりそうな牛乳とかも買ってきてくれる」という素敵な旦那さんの話もチラホラあった。普段から買い物を含む家事に積極的に参加していれば、買い間違いも少なくなってくるのだろう。