不倫相手は夫の職場関係で女性とも面識があり、「4年も交際してた」そう。夫が退職した後に、不倫相手が酔って家に電話をかけてきて発覚したという。
不倫がバレたとき夫は「退職を機に相手と別れようとしていた」と説明して土下座もしたが、女性としては「許す気持ちはありませんでした」。しかし当時の夫は次の仕事が決まっておらず、「慰謝料も取れないから、離婚は諦めました」「砂をかむような毎日でした」と苦々しげに綴った。
夫の不倫が発覚しただけでもきつい。その上、失業中の夫に代わって家計を支えるために必死で働いたという女性の心境は、察するに余りある。それからどれほどの年月が流れたのだろうか。夫は就職すると、
「何でも下手に出て私の希望を聞いてくれるようになり、仲良く生活しています」
と穏やかな日々を取り戻したかのような女性。しかし、
「性関係は修復せずじまいです。他の女と寝てたと思うと汚ったらしくて、気色悪くて、考えられません」
と、すべてが元どおりとはいかないようだ。そうしているうちに女性も夫も還暦を過ぎたことで「もうこのままで良い」と思うものの、
「私の心の中には今でも、つらかった記憶と若干の恨みは残っています」
と複雑な心境を吐露した。
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