その日、夫は「釣りに行く」と行って車で出かけたが、釣り場所とは反対方向に車は走っていった。女性は、距離を保ちながら必死に追いかけた。ところが……
「我が家から車で10分かからない場所で、夫は不思議な行動をし始めました。同じ場所をグルグル走ったり、止まったりを繰り返して、一瞬バレたかとも思いました」
結局その日は夫の車を見失った。しかし女性は諦めず、その後何日も尾行を続けた。そんなある日のこと、またもや夫の車を見失い、家から一番近いホテルまで行ってみることにしたという。虫の知らせだろうか。そのホテルの駐車場に夫の車が停めてあるのを見つけた。
「不倫してるのわかってたのに、体がガタガタ震えてショックでした。とりあえず写真撮って出てくるところも写真撮りました」
それから何日間もかけて不倫相手の家の場所も突き止めた。そこは以前、夫が車でグルグルと走っていた場所の近くだった。
掴んだ証拠を叩きつけられた夫は、「意外にもあっさりと」不倫を認め、話し合いを何度も重ねていった。しかし女性には腑に落ちないことがあった。
「(不倫相手の)名前を聞いて答えたのに、別の時に女の名前を言うと『誰?』とか、なんか色んなことが辻褄が合わない。しまいには逆ギレを繰り返すようになり、我慢の限界で女の家へ行きました」
このあとついに夫の不倫相手と対面する。後編へ続く。
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