結婚式の準備で新郎新婦が揉めるのはよくあることだが、これを乗り越えることで絆が深まるものだろう。もちろん、その逆もある。投稿を寄せた30代女性は、挙式の準備をする過程で散々相手と揉めた過去がある。
彼とは職場恋愛で、互いに30を超えたため結婚の話になったそう。しかし、「式と新婚旅行」をめぐって揉めたという。というのも、彼の提案は毎回女性をドン引きさせるものだった。(文:長田コウ)
「夫婦別姓にすればいいよ」で押し切ろうとする彼
式場として相手が最初に提案してきたのは、「地元のいわゆる明治式洋館リメイク式場」だった。賛成していた女性だが、
「なんとそこは彼のバツイチの姉が別れた旦那と式をあげたところだと聞いてびっくり。そこはやめようと言ったら、『(姉は)そんなこと気にしない人だから』と言うのですが、案の定彼の姉から『無神経』と言われました」
次に提案してきたのは「北陸で温泉旅館での家族だけの式」だった。当然、両家の家族が集まるものと思いきや、女性が「私の家族は?」と聞くと、彼は「え、来るの?」と不思議そうな顔をした。彼は、自分の両親しか頭になかったようだ。
「結婚式に親を呼べない、義家族と旅行が新婚旅行なんてとんでもない」
とドン引きした様子の女性。揉め事は式場選びのことだけではなく、「苗字」をめぐる騒動もあった。
「私は名前を変えたくはなかったので、そっちが名前を変えては、と提案したのですが、まず最初は『夫婦別姓にすればいいよ』と言うので『いつ別姓法案通ったっけ?』と嫌味を言うも『通ってるよ!』で押し切ろうとしました」
もちろん、「通ってはいません」とツッコミを入れる女性。その後も彼は一歩も譲らなかった。
「今度は『〇〇(私の苗字)の名札のままで社会的名称使えばいいよ!』と私が変えるのが当然という様子」
いわゆる通称名を使えばいいという主張で、彼は一貫して「女が変えるものでしょ?」という発想だった。しかし、女性の家庭では父親が苗字を変えていたため、彼の言い分に説得力はなかったという。
そこへ彼の母親も出てきて、「うちの跡取りなんで」と強く主張してきたというが、それに女性の親はこう反撃した。
「うちは大事な一人娘ですが? それに、何の跡をとるんです? 会社か店をやっていましたか?」
凄まじい正論に相手がどう答えたかは不明だが、ほぼ喧嘩である。両家とも一歩も譲らず、結婚式の準備を進めつつも「苗字問題は片付いていませんでした」と事態は混迷を深めていた。一体、どのような結末となったのだろう……。【後編へつづく】
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