パートナーは助け合って生きていくものだろう。しかしこの夫は、妻が「うつ病と事故の後遺症」で通院している医療費を「無駄遣い」と責めた。うつ病になったのは夫が原因ではないのかと疑うレベルだ。
結局、文句を言われた女性は家を出た。因果応報と感じた出来事はその後だ。
「その数ヶ月後、娘から『実は父さん、母さん出て行った後に健康診断に引っかかって何かヤバくて入院しないといけないって』と連絡があった」
妻の医療費をなじった後に、自分も入院治療費がかかる事態となったのだ。もちろん、女性の反応は冷たかった。
「そう。自分で何とかするんじゃ無いの? 俺はお前いなくてもちゃんと生きて行けるって言ってたしね。どうしても助けて欲しかったら自分で電話して来て下さいって伝えておいて?と切りました」
入院で身の回りの世話などを妻に頼みたかったかもしれないが、冷たく突き放したのだ。子どもたちの年齢は不明だが、母親を追い出した父をどこまで助けるかはわからない。結果として「もちろんその後の電話はありませんでしたね」と書いていた。