
画像はイメージ
結婚すれば相手が変わってくれる、子どもが生まれれば良い父親になってくれる。そんな期待は、往々にして裏切られるものではないか。
投稿を寄せた50代女性は、かつての夫との壮絶な結婚生活と、その後の反撃について打ち明けた。夫とは会社の同期だったが、女性は当初「この人とは絶対結婚しない」と思っていたという。(文:篠原みつき)
「俺と他のやつのどっちを信用するんだ」
夫は同期の中で「イマイチパッとしない男」だった。しかし
「見た目とは裏腹に力を持った先輩や上司に気に入られるのが大得意、女の先輩にも取り入るのが上手い」
一方で、同期のことは大嫌いという、典型的な「上を見て仕事をする」タイプだったようだ。結婚前から女癖が悪かったが、女性の妊娠を機に結婚した。
「何て言われるかと思ったら、すごく喜んだ。あれ?子どもが産まれたらいいパパになるんだ。そう思ったのが不幸の始まりだった」
女性は退職し家庭に入ったが、夫の行動は改まるどころか悪化していった。不規則な仕事や付き合いを口実に飲み歩き、嘘を重ねる日々。しかし、同じ職場で働いていた女性には、夫の嘘などお見通しだった。
「職場には私の仲の良い先輩や同期がまだいるので嘘などすくにバレる。それでも俺と他のやつのどっちを信用するんだと詰め寄る始末」
嘘がバレているにも関わらず、逆に相手を責め立てる。モラハラ気質の夫に、女性は次第に追い詰められていった。「全て私が悪いと思って様々な努力をした。今思えば思わされていたんだと思う」と振り返る。
二人目の妊娠報告は「飲むためのネタ」でしかない
そんな生活が5年続き、女性は二人目を妊娠した。「二人目が産まれたらしっかりしてくれるかも」と一縷の望みを抱いて報告したが、こんな呆れたやり取りになった。
「ちょっと〇〇さん(仲の良い先輩)達に聞いてくるわ」
「へ!?何を?」
「二人目できたんだけどどう思う?って」
夫は呆気にとられる女性と子どもを置いて、すぐにそそくさと飲みに出かけたという。
「とにかく良いことも悪いことも何でも酒を飲むためのネタでしかない」
夫が家庭を顧みず「飲み歩くため」金銭的にも苦しくなり、女性は働くことを決意する。選んだ再就職先は、夫と同じ元の職場だった。給料面などの条件が良かったこともあるが、女性には別の狙いがあった。【後編へ続く】
※キャリコネニュースでは「不倫された人、した人」をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/XG3Y7TPZ
※「不倫一歩手前までいった人」はこちら https://questant.jp/q/KXDCAJTD
【後編はこちら】「この目で確認してやる」不倫夫を黙らせるため、夫の勤め先に就職した妻の執念【後編】


