それは、北陸へホタルイカを食べにドライブへ行った帰路のことだ。
「急に『胸が痛い』と言い出した彼。 途中休憩しながら、何とか自宅のある関東に戻ってきました」
翌日、心臓系の病院に入院したそう。命に関わる事態だが、あくまで不倫相手。女性が堂々と見舞いに行ける立場ではない。すると、上司である自店の支店長から、こう釘を刺されたという。
「見舞いなんか行くなよ!!いろんな人が混乱するから!」
この言葉で、女性は「バレないようにやってたつもりでも、会社の人は皆知ってた」と悟った。職場では公然の秘密となっていたのだ。
「どんな人だか、見てやりたい」妻のパン教室へ潜入
周囲の冷ややかな視線に気づいたものの、女性の暴走は止まらなかった。なんと、不倫相手の妻に接触を図ったのだ。
「彼の奥様は、自宅でお菓子・パン作り教室を経営してて、どんな人だか見てやりたい!!という興味本位から、通ったこともありました」
夫の不倫相手が生徒として教室にやってくるなど、メロドラマのような展開だ。法的なリスクも伴う危険な行動だが、女性はそこで意外な現実を目の当たりにする。
「すごく綺麗な方で、衝撃を受けた」
この時の女性は25歳だった。相手の家庭を壊してまで一緒になる価値があるのか、あるいは勝ち目がないと悟ったのか。女性は「このまま継続しても 私に幸せは来ない」と考え、彼に「家族を捨てて私と一緒になれる??ならないなら今日で終わり!」と詰め寄った。
これに対し、彼は「ごめん、それは出来ない」と回答。3年にわたる不倫関係は終わりを告げた。
しかし、話はここで終わらない。別れたはずの彼が、あろうことか女性の結婚式に現れることとなるのだ。【後編】へ続く。
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※「不倫一歩手前までいった人」はこちら https://questant.jp/q/KXDCAJTD
【後編はこちら】結婚式に元不倫相手を招待した女性「私の独身最後の晴れ姿見て!」――「悪い女」と自覚も「今の私を作ってくれた」のは彼…【後編】


