「特定の人と会ったあとは体調を崩してしまう」のはなぜ? 一部界隈では「エナジーバンパイア」という呼称も
好きな人や友人と会うと元気をもらえるものだが、一方で親しいはずなのに会うとこちらが疲れてしまう人もいる。
ガールズちゃんねるに5月16日、「特定の人と会うと体調を崩す方いますか?」というスレッドが立った。スレ主は4年前に彼氏と付き合い始めた。彼氏とは気が合い、会うと楽しい。
しかし付き合ってからはデート中や帰宅後に胃腸の調子が悪くなったり謎の湿疹ができたりするようになったという。病院で検査もしたが原因は不明。スレ主は「いつも私の体調が悪くなって申し訳なくなります」と困っている。
「彼は会うと元気になるみたいです。たまたまかもしれませんが、特定の人と会うと体調を崩す方いますか?」
「友だちと疎遠になった途端、体調不良が治った!」
これに対して「嫌いとか苦手とかではなくってこと!?そんなことあるんだ…」と驚く声も見られたが、会った後に体調を崩す人は非常に多いようだ。
「義母! 義実家行くと精神的にぐったりして体調を崩しやすい。GW義実家行った疲れがどっと出て連休明けなのに体調最悪です」
「出勤した時、その人の車が駐車場に停まってるだけで、1日のスタミナがなくなる」
特定の人と会うと精神的・肉体的に不調を起こすことについて、「エナジーバンパイアってやつ?」というコメントが多く寄せられた。吸血鬼が一方的に血を吸うように、会うと気力や元気が吸われたように感じてしまう人をスピリチュアル界隈では「エナジーバンパイア」と言うようだ。この言葉に腑に落ちた人は多いようで、
「疎遠になった途端謎のめまいと体調不良が治った!友達が原因だった」
「旦那と知り合ってから風邪や吐き気がすごかった。自分の年齢で焦って結婚したら、モラハラDV夫と判明」
と身近な「エナジーバンパイア」遭遇報告をしていた。
「フレネミー」「距離なし」もエナジーバンパイアの一種か
このスレッド内では、エナジーバンパイアの特徴について書き込んでいる人もいた。ある人は、若いころは気が合って楽しかったが30歳を過ぎた頃から会うと倦怠感や頭痛で半日寝込むほどになったようだ。その理由は「常に依存されてる。共感出来ない悪口。悪気のない私への批判」だという。
「人のよさそうな笑顔と巧みな話術で、あれ?私の方が間違ってる?と思い込み、無理に合わせてるんだと気づきました」
コメントを見ていると一見して社交的にも感じられるが「悪口、愚痴ばかり」「マシンガントーク」という悪気はないが自己中心的な面が見られるというものが多かった。ある人は、「パッと見はいい人に見える」と言う。
「言動も丁寧で、粗暴な印象を相手に抱かせない。でも本質は真逆で支配欲とか自己顕示欲の塊みたいな連中だから、会ったり話したりすると気力とか生命力的なものがドッと持ってかれる」
また一緒にいるときは友達ヅラをするが裏では悪口を言っている「フレネミー」や、最初から馴れ馴れしく接してくる「距離なしさん」なども、エナジーバンパイアに含まれる。たしかに相手からすればいいストレス発散のはけ口だろうが、ターゲットにされたら迷惑だ。スレ主が「いい人」だという彼氏も、実はこれらの要素を含んでいる可能性も捨てきれない。
会うと体調に異常をきたすことについて、相手から感じるちょっとした違和感に体が反応して心身のバランスを崩してしまうのでは、と推測をする人が多かった。
エナジーバンパイアに遭遇したときの対処法について、ある人は「三十六計逃げるに如かずってほんと真理の一つだと思う」と言う。会って体調を崩してしまうほどの相手なら、逃げるが勝ち、ではないだろうか。