結婚後のワークライフバランス、女性の4割「退職」で対処 男性の7割は「現状維持」
悩みの内容で最も多かったのが「労働時間」(62.7%)。以降、「収入面」(59.8%)、「休日日数や休日の曜日」(40.2%)、「勤務場所」(28.7%)、「福利厚生、制度」(11.5%)と続く。
男女別に見ると、男性は「収入」(65.4%)が最も多く、「労働時間」(61.7%)、「休日」(40.2%)、「勤務場所」(26.2%)、「福利厚生」(13.1%)と続く。一方、女性は「労働時間」(63.7%)が最多で、「収入」(53.9%)、「休日」(40.2%)、「勤務場所」(31.4%)、「福利厚生」(9.8%)となった。
差が大きかったものとして「収入」は男性が女性より11.5ポイント高く、「勤務場所」は女性が男性より5.2%多かった。
悩んだ結果、どのような対応をしたかを聞いた。「現状維持」は男性が68.2%だが、女性は35.3%と32.9ポイント差。一方、「退職した」は女性が43.1%なのに対し、男性は2.8%となった。女性の場合、結果として「寿退職」をした人も少なくないようだ。「転職した」は男性23.4%、女性22.5%、「部署異動」は男性3.7%、女性1.0%となった。
同社は、結婚に違和感を覚えるようになったのならば、「『仕事』と『家庭』のバランスが乱れているためかもしれない」と指摘。胸の内にしまい込むのでなく、「本音で話せば克服する道も見つかるかもしれません。それを見つけるのが夫婦の仕事」とコメントしている。