結婚に必要な自分の最低年収についての質問では、トップ3に「400万円」(28.2%)、「500万円」(20%)、「300万円」(17.6%)と全体的に結婚相手に求める年収を上回る結果に。回答者の8割が男性だったことから「自分が稼ぐんだ」という意識が高めに出たことも考えられるが、比較的に高収入なITエンジニアたちが、相手に対して自分と同等の水準を求めることは少ないようだ。
さらに、結婚相手に学歴を求めるかどうかについて確認したところ、大多数が「求めない」(86.8%)と回答。相手を選ぶ際に重要なポイントについては、1位から「人柄」(34.7%)、「趣味」(19.7%)、「仕事理解」(17.3%)と並び、「経済力」と答えた人は12.7%にとどまった。同社の現役ITエンジニア、曽根壮大CTOは
「ITエンジニアは収入面では男女差は小さく、自立している人が多い印象。そのためか『一緒に生活を支える人』よりも『一緒にいて人生を豊かにしてくれる人』を求めているのかもしれませんね。結婚相手の学歴や容姿、収入よりも人柄が最も求められているところにも現れているように思います」
と考察している。
仕事が忙しいから一人の時間を大切にしたい?
続いて、結婚願望の有無について聞いたところ、「結婚願望がない」と答えた人が過半数の54.7%にのぼった。「結婚したくない理由」については、「必要性を感じない」(30%)、「自由を失いたくない」(23.3%)、「一人が好き」(25%)、「趣味や娯楽を楽しみたい」(15%)、「仕事に打ち込みたい」(6.7%)といった回答が並んだ。
曽根CTOは、
「自立している人が多い点が結婚の必要性を感じていない、ことにも繋がっているのかも知れません。またPCの前にいたり、技術書を読んでいて、気付いたら1日が終わっていることがありますから、そういう生活の中で1人の時間が好き、大切にしたいって気持ちはわかります。それはそれとして、家族といる時間があるから1人の時間の良さも生きるとは思っていますけどね」
とまとめている。