技術職の40代女性は夫にイライラを募らせる日々を送っている。

「給料が30万円のくせに、小遣いを5万円も使っている。子どもが中学生で塾や部活にお金がかかるのに減額しない」

回答からは子どもの数や世帯収入はわからないが、大学進学するつもりなら、今後教育費はさらに増えていくだろう。新生銀行の調査によると、サラリーマンの平均小遣い額が約3万6700円。平均を大きく上回る額を使用しているようだ。

お金のことだけではなく、普段の態度に対しても不満がある。

「旦那は体が弱くすぐに風邪を引いて病院ばっかり通っている。休みの日は一日中ゲーム、スマホユーチューブの繰り返し」

夫は普段から、家事と育児への無関心のようだ。これが女性が怒りを感じる原因ではないだろうか。

家のことを妻に任せっきりな夫はほかにもいる。管理・事務職の50代女性は、「フルタイムで働いてるのに、家に帰るとなぜか家政婦として扱われてる」と愚痴をこぼしている。

結婚後、夫は残業代、住宅手当、退職金の支給がないことを知った妻

技術職の40代女性は、外出から戻ると夫から「遊んでばかりでいいご身分だな」と嫌味を言われることが耐えられない。

「何か買い物すると『無駄使いする余裕があって贅沢三昧で結構だな』です。こんな感じで、人の楽しみに必ずケチつけてきます。誰かが楽しそうにしているのが、気に入らないみたいです」

夫はネガティブな発言ばかりで、テレビを見れば芸能人の悪口をしょっちゅう言っている。女性は、「会話してても楽しくない。うつになる。これって（悪口ばかり言うのは）モラハラではないだろうか」と言うに至るまで結婚生活に嫌気が差している。

管理・事務職の30代女性は結婚後、夫は残業代、住宅手当、退職金の支給がないことを知った。

「それまでは『あると思うよ』って言ってたし、信じた私も私です。他にも生活に関わる心配はないとは言ってるけど、後から隠し事が出てこないか心配……」

夫は言いにくかったかもしれないが、お金のことは生活に直結するだけに妻が受けるショックは大きいだろう。女性が言うように、ほかに隠し事がないといいのだが。

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