美人は何かと得することが多いと思われがち。ネット上では「人生がイージーモード」といった羨望の声もよく見かける。確かに、容姿の良さは人生を豊かにする大きな要素の一つだが、美人であっても生きづらさを抱えている人はいるようだ。ガールズちゃんねるに11月中旬、「美人だけど不幸ですよって人 part2」というトピックが立った。
幼少期から”美少女”と言われてきたというトピ主だが、頭が悪く、無表情で、コミュニケーション能力も乏しいため、男性からモテたことがないどころか友達すらできない、と悩んでいる。「容姿が普通でも、男性にモテて友達がたくさんいる人生が良かった」と願望を綴った。(文:石川祐介)
顔が良くても「人生イージー」じゃない
トピック内には「頭が悪い、自己肯定感が低い、コミュニケーション能力がない美人はかなり生きづらいと思う」と顔が良くても、学力や社交性がないと人生はしんどいだろうと同情するコメントが寄せられた。
むしろ、美人は「頭が良さそう」「人付き合いが上手そう」と勝手に期待されやすく、その期待を超えられなかった場合に失望されるリスクが高いため、必ずしも”イージーモード”とは言い切れないかもしれない。
「毒親育ちだし頭が悪すぎて高校に行けなかった。今は引きこもり無職」
「色々頑張ってるけど、やっぱり親から教育されてないと、元々の基盤が無いから大変で泣きそう」
最も良好な人間関係が構築できるはずの親とギクシャクしていると、どれだけ容姿が良くても恋人や友達は簡単にはできない。顔立ちに関係なく親が毒親だったために、苦しい日々を送っている人も少なくなかった。
「自分を美人と言えるのだから幸せでは?」という指摘も
自分を”美人”と評してしまうトピ主に対し、「子供の頃の『可愛い、美人』を信じたまま大人になってる人って面倒な人が多い」といった厳しい指摘も寄せられている。
「男性からモテずに友達もいないなら美人じゃないんじゃない?高校の頃めっちゃ暗い美人いたけど、何も知らない他のクラスの男からアドレス聞かれたり告白されたりしてたよ」
トピ主が恋人や友達ができないことを相談するのに、わざわざ容姿の良さを話題に出す必要はないのではないか。「表情とか頭が悪いとかコミュニケーションとか今からでも頑張ればできることがいっぱいじゃん。自分から不幸になってるだけ」とアドバイスも寄せられたが、まずは今ある課題をクリアすれば良いように思える。
「自画自賛できる時点でおめでたい幸せ者だと思いますよ」
また、どれだけネガティブであっても「美人だけど不幸ですよって人」というタイトルのトピックをわざわざ立てるあたり、トピ主は意外と自己肯定感が強い”幸せ者”の可能性がある。その前向きな姿勢が少しでも出せれば、今後はこのようなトピックを立てる必要がなくなるだろう。