「若者」といっても、調査対象は30代まで。学生と社会人では考え方も違うだろう。同時に「恋愛したくてもお金がない」という声も多い。
「定時で帰れてお給料いっぱいで老後も安心できるなら若者だって違ってくるよ。今の日本じゃ何もかも無気力になるよ」
「いや、お金無いんですよ。一枚1000円で好きなアイドルと握手することがお金払えば~ってことだろうけど、普通に好きな人に告白してデートして将来考えるよりコスト安いからね」
など、恋愛離れを否定はしないが、それは厳しい経済状況が関係していると訴える。基本的な経済力や社会的地位が安定していないため、具体的な行動に移せないという。ツイッターにも同様の声が上がっていた。
「若者の〇〇離れ」は、決して若者を責めているわけではない。しかし若い世代からすると「いわれなき責任転嫁」だろう。非正規雇用の増加など、社会構造を変えたのはもう若くない大人たちだ。文句の1つも言いたくなるってものだ。
「ネトフリ見ながらコンビニスイーツを食べる日々」だっていいじゃない
他方、そもそも恋愛至上主義的な考え方が「おしつけで異常だった」と捉える人もいる。調査結果に納得する人も多く、
「単純に面倒くさいって人の方が多そう。1人で楽しめる娯楽もあるし」
「私もこれだと思う。動画やら漫画やらゲームとか、ネットさえあれば一人楽しく過ごせるからなー。人付合いの面倒さより一人楽しく過ごせる方を選んでしまう」
と共感する人もいる。先月、人気漫画『東京タラレバ娘 シーズン2』(東村アキコ/講談社)が発売されたが、独身で30歳のヒロイン・令菜がそんな感じだ。恋人どころか長らく好きな人さえいないが、仕事から帰宅後はネットフリックスを見ながらコンビニスイーツを食べる日々に特に不満を持っていない。
東村さんは、「私のまわりの25~30歳くらいの女の子の日常を参考にそのまま描きました」としている。恋愛に対してまったくガツガツしておらず、自分なりの幸せを謳歌しているのだ。最小限のコストで楽しく暮らせればそれでよい、という考えは何も悪くないように見えた。そもそも恋愛は個人の問題で、統計云々は微塵も関係ないのだから。
※キャリコネニュースではお悩みを募集しています。恋愛、仕事、人間関係など幅広く、男女問わず中学生から定年後のシニア世代まで、あなたのお悩みを聞かせてください。