トピック内のコメントには、「わかる。せめて初期は…って思う。払うのが嫌だとかはない」という共感をはじめ、
「まあ、奢る価値無しってことだからね」
「ちょっとでも私にお金かけたくないのかなって悲しくはなるよね」
など、「大事に思われていない気がする」という声が相次ぎました。男性からのアプローチなのに、初めから割り勘はありえないと指摘する人は多く、「私は割り勘なら脈なしかと諦める」という自分基準を明かす人も。なかには、「女の価値が安っぽいから」など、いかに男性からお金を出させるかが、女の価値を決めると言わんばかりコメントもありました。
一方で、「奢りとかに拘るのはおばさん特有か」といった批判も上がっています。
「まさか、あたしって…大切にされてないかも…とか思ってる?割り勘は合理的だし別に気にならないよ、バブル世代じゃあるまいし」
「今の20代前半は割り勘が当たり前だよ。自分にどんだけ価値があると思っているのか」
など、世代による意識の差を感じるコメントがちらほら。
「奢ったことはないし、周囲もそういうカップルが多い」という男性からの意見もありましたが、これには「学生同士なら割り勘仕方ないかもね」など反論多数。確かに同じ学生どうしなら割り勘も理解できますが、中には「年収800万円の40代男性との交際で、毎回割り勘で冷めた」という声もあります。収入や年齢などによって人それぞれの「常識」があり、お互い最初から本音を明かすことはほぼないため、難しい問題です。
割り勘は「対等な人間として見てくれている証拠」かも?
他方、「(初デートで)割り勘は、そりゃあガッカリする」とトピ主に共感を示しつつ、
「ただ、もうひとつ見方があって、割り勘ということは『私を対等な人間としてみてくれている証拠』という捉え方。」
と異なる視点を示す人も。
エッセイストのジェーン・スーさんと脳科学者の中野信子さんの対談集、『女に生まれてモヤってる!』(小学館)の中で、スーさんは、「おごられるって、場合によっては自己決定権を手放すってことですからね」と、男性からおごられることの意味を指摘しています。お金を出すほうが、どうしても支配する側になってしまう危険性を示唆していました。
「割り勘が当たり前」の男性は、男女平等意識で割り勘にしているのかもしれません。いまの時代、「金銭的に完全に男性をアテにする女性は避けたい」という男性もいるでしょう。
とはいえ、トピックのコメントには、「男女では収入の格差がある」「女は化粧代などがかかっている」など、しょせん男女は平等ではないし、「稼いでるとか年齢とかの話ではないと思う」という反論が多数見られました。どうしても射止めたい相手とのこちらが誘ったデートでは、女性が「割り勘で」と言ったとしても、さらっと払ったほうが無難かもしれません。