授業にかかる業務だけではなく、部活動の指導もワークライフバランスを蝕む要因になっている。
「旦那が中学教師ですが、本当休みがなさすぎて心配になります。昨日から部活も始まって今日も出勤」
「高校教員の妻です。土日も部活で激務で我が子との関わりが少なく、帰ってきても疲れてぐったりで子供と目も合わさない日々でした」
大会やコンクールは基本的に土日開催であるため、休日を捧げなることは珍しくない。「部活ばっかやってる先生は、教師なんか辞めて、そのスポーツの指導員になってほしい 。自分が部活をやりたいからって、周りの先生を巻き添えにしないでもらいたい」という声もある。部活動の指導に熱心な一部の教員が全体に悪影響をもたらしているケースも考えられる。
部活動の指導に時間を割いたために授業準備がないがしろになり、生徒に十分な指導を行えない、という悪循環を起こしかねない。「部活やら保護者対応は別に雇って欲しいです。いつか心壊さないか心配だよ」という声も出ていた。
「旦那は毎日遅いし休日も部活でいない」
拘束時間の長い教員のパートナーはワンオペ育児になりがちだ。
「何かを勘違いしてるのか、家では電源オフになり、子供の相手をしてくれない。受け持った子供達の方が可愛いのかとイライラしてくる」
「旦那が中学校の教諭です。子どもは2歳と0歳。地元と離れたところで住んでてほぼワンオペ。イヤイヤ期と後追いの時期で毎日しんどいけど、旦那は毎日遅いし休日も部活でいない」
教師が自分の子供と一緒に過ごす時間が少なくなるのは皮肉な話だ。生徒との思い出はたくさんあるが、自分の子供との思い出は一切ないという教員を出さないためにも、教育現場の改善は急務である。