神奈川県の40代男性はメーカーに勤めており、年収は1000万円。「かなりハードに働いています。責任からくるストレスは相当なもの」と語り、仕事の重責から精神的に追いつめられている様子が伺える。
「家族に良い暮らしをさせたい、自分も良い暮らしがしたいと思い、がむしゃらに働いてきました。それなのに、一向に暮らしが楽にならないのでつらい。高校生の子どもを塾に行かせる余裕がなく、妻がパートで稼いだお金を塾代に充てています」
年収を上げるため、男性は社内の昇格試験の勉強に3年を費やしたという。無事合格し夢の年収1000万円に手が届いたものの、実際の生活は想像していたものとかけ離れているようだ。「あらゆる行政支援が受けられず、苦しい生活です。下の子どもの習い事もやめさせました。妻も『年収1000万円なら、もっと楽に暮らせると思っていた』と言っています」
人一倍の努力をし、ハードに働くことでようやくつかんだ年収1000万円。男性は「達成感は薄いですね」と力なく綴っている。
夫婦で必死に働いている。家族そろって夕食を囲むことはない
都内の不動産会社で事務の仕事をしている30代女性は、夫婦共働きで2人の子どもを養っている。「月10万円ほど貯金はした上で、子どもに習い事をさせたり、たまに旅行に行ったりできています」と綴り、生活レベルにはおおむね満足できているのだという。女性は「もちろんその分、日々の努力は欠かせませんが」と続ける。
「平日は7時に家を出て、帰宅は早くても20時。お昼は夫婦ともに手作りの節約弁当。夕食は前夜に作り置きしています。家族そろって夕食を囲むことはまずありませんね。仕事に家事にクタクタの毎日です。今の生活を守るため、夫婦で必死に働いていますよ」
女性は「主人も子どもたちも家事に協力的。助け合ってなんとかなっています」と綴る。家族団らんのままならない毎日ではあるものの、幸いなことに家族仲は良好なようだ。最後に「年齢が上がるにつれて体力的にもっとキツくなるな、と戦々恐々です」とコメントしている。
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