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コロナ禍で手取り減。ギリギリの生活…
世帯年収300万円台の人たちの暮らしは、想像以上に大変なのかもしれない。鳥取県の30代前半男性は「収入が少ないので病院に行くことも躊躇しています」と苦しい生活状況を打ち明ける。世帯年収は300万円だが、
「今の生活で、満足していることはありません。子どもが1人いて、これからもっとお金がかかります。将来に不安しかありません」
と未来を悲観するばかりだ。ほかにも、キャリコネニュース読者から寄せられた「世帯年収300万円台のリアル」を紹介する。(文:大渕ともみ)
16年勤め念願の正規雇用になるも「額面20万円、高卒扱いの月給」
「4年制大学卒業時は、就職氷河期のさなか。最近まで、正規雇用の経験がないまま働いてきた独身女です」と自嘲気味に語るのは、兵庫県の40代前半の女性だ。16年もの間、非正規雇用で勤め続けた会社。2年前にようやく、正規雇用の椅子に座ることができた。しかし、その現実は厳しいものだった。
「額面20万円、高卒扱いの月給。手取りは月15万円ですが、家賃6万円と生活費を除いたら1万円ほどしか残りません」
ボーナスを含めた年収は、およそ350万円。「同年代のプロパー正社員の女性は、独身・実家暮らしも手伝ってか1700万円の貯金があると知って愕然」と、大きすぎる経済格差に打ちのめされたようだ。
「私の貯金は400万円もないぐらい。服はしまむらで1700円のスカートや、GUで990円のニットなど。自分が幼い頃は、親からブランド物の服しか与えられなかったのに……」
愛情に満ちあふれた幼少期を過ごした女性だが、社会の荒波は容赦なかった。「コロナ禍で残業代と定期代が出なくなりました。手取りも2割減りました」と、自身の窮状を嘆いている。
1人で家計を支える40代女性、夫は無職「夫婦2人世帯なのに家計は火の車」
福井県在住の40代前半の女性は、失業中の夫を支えるべく、本業とは別にアルバイト漬けの日々を過ごしている。「コロナ禍の影響で、主人の就職先がなかなか決まりません」と深刻な状況だ。現在の世帯年収は300万円でぎりぎりの生活だが、毎月の支払いは待ってくれない。
「車のローンや保険料のせいで、税金を滞納しそうに。やむを得ずカードローンで支払いました。無職の夫が生活費を入れられるわけもなく、派遣社員の私がすべて負担しています」
女性の夫は金銭管理能力に問題があるのか、「以前から主人にお金を貸しているので、夫婦2人世帯なのに家計は火の車。ダブルワークなので私はほぼ休みなしです」と女性の愚痴は止まらない。女性の夫はすぐにでも職を見つけなければ、愛想をつかされるのも時間の問題かもしれない。
ほかにも、
「毎月カツカツで、子どもに習い事をさせてあげられない。食べ盛りの子どもにはたくさん食べてほしいので、自身の食費を削るしかない」(神奈川県/40代前半女性/世帯年収350万円/パート)
という声が寄せられている。
※キャリコネニュースでは引き続き「あなたの世帯年収への不満を教えてください」や「お酒の失敗エピソード」などのアンケートを実施しています。
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