男性は現在、父親が建てた実家に両親と同居している。実家から職場までの距離は、自転車で30分圏内。新幹線が停車する最寄り駅までも15分の好立地にあることから「1人暮らしをするメリットを感じていません」という。収入については、昨年はコロナ禍でボーナスが減ってしまったものの「給与収入が600万円、投資などの副収入が200万円で合計800万円ほどでした」と明かす。
「私が世帯主のため、会社から住居手当が支給されています。学生のころから家計簿をつけており、年間の支出は200万円以下です。固定費の削減や断捨離をしてシンプルな生活を心がけています。酒やたばこは嗜みません。現在の金融資産は5000万円程度で、最近は毎年600万円ほど増加しています」
目標とする貯蓄額は「定年退職までに最低1億円」といい、老後資金を視野に入れたうえで決めたという。また「幸運なことに甥がいるので、私の遺産を相続してもらおうと考えています」と思惑を告白。日々の生活については、
「両親とは食事のタイミングが異なるので、基本個食で自炊です。時間がある時にまとめて数品の常備菜を作ったり、職場へは自分で作ったお弁当を持って行ったりしています。贈与税対策もあるので、実家には毎月2万5000円しか入れていません。でも親兄弟には、ふるさと納税の返礼品をプレゼントしたり、株主優待券を利用したりしています」
と明かし、「以前は『もらう側』でしたが、今は『あげる側』だと思っています」と付け加えた。
「独身者は子育てと婚姻が免除されているので、独身税を設けてもよいのかと」
男性は家族のことに留まらず、勤め先についても詳細に説明している。男性の職場は「人間関係が良好」だそうで、前述した株主優待券などを使い、仲間に食事を振る舞うこともあるそうだ。
「コロナ禍になる前は、10人くらいの同僚と泊まりの旅行に行ったり、アクティビティを開催したりしていました。業務も残業やノルマがなく、お客様に感謝される仕事です。やりがいと充実感があり、恵まれていると実感しています」
その一方で、男性は昨今の結婚離れや子ども部屋おじさんの増加といった事象にも言及。「社会の根深い問題だと理解しています」と前置きしたうえで、「独身者は子育てと婚姻が免除されているので、独身税を設けてもよいのでは」と持論を展開。また、
「私は就職氷河期世代なので、大学の友人には独身が多いです。いまだにフリーターや派遣社員をしている人や、既婚の正社員でも、うつ病で休職中の人もいます。世知辛い世代だと思いますが、私も含めて自己責任の結果ではないでしょうか」
とも述べていた。
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