ビズヒッツは3月22日、「借金」に関する調査結果を発表した。調査は2月にネット上で実施し、社会人になってからお金を借りた経験がある500人から回答を得た。
社会人になって、初めてお金を借りた理由を聞いたところ、1位は「生活費の工面」(143人)だった。生活苦の理由としては「失業した」「親からの仕送りがとまった」「ギャンブルにはまって、3日で給料を使い切った」などさまざまな経験談が寄せられている。
「シングルマザーで失業、求職活動中で生活費もない」
回答者に具体的なエピソードを聞くと、
「一人暮らしをしていて、家賃が足りなくなったので」(男性、26歳時)
「海外留学を終えてまったくお金がない状態で帰国したため、当面の生活費が必要だった」(女性、29歳時)
「シングルマザーで失業し、求職活動中で生活費がないため」(女性、35歳時)
といった声もうかがえた。
2位は「住宅・車の購入やリフォーム」(101人)。”人生における大きな買い物”の代表格とも言えるマイホーム、マイカーを購入するためにお金を借りた人も100人を超えた。回答者からは、
「車を買うのにある程度の前金を払いたかったが、貯金がそこまでなかったため」(女性、23歳時)
「マンションを購入するために、銀行から住宅ローンでお金を借りました」(男性、24歳時)
「急に屋根を修繕することになり、高額だったのでお金を借りることにした」(女性、45歳時)
といった経験談が寄せられたほか、ローンのほかにも「頭金を親に借りた」「ローンではなく一括で買いたかったから、足りない分を借りた」という人もみられた。
初のボーナスを当てにしていたけどあまりに額が少なくて……
3位は「買い物」(29人)。「ブランドの洋服などが欲しくなってしまって借りました」(女性、18歳時)といった声のほか、
「就職して初めてのボーナスを当てにしてパソコンを購入したけど、あまりにも金額が少なくて、支払えそうになかったので」(女性、24歳時)
と必要なものを購入するために、お金を借りた人も一定数みられた。だが、高額な買い物をした人ばかりではなく「給料日まで待てない買い物だった」「買い物しすぎて」という人もいた。
4位は「遊興費・交際費・趣味」(26人)。借りた金額は5万円以下が目立ったものの、中には20~50万円などのまとまった額を借りた人もみられた。使い道については、
「バンドの追っかけをしていて、ファンクラブツアーに参加するため」(女性、20歳時)
「遊びあけくれていて、お金が足らなくなったから借りました」(男性、25歳時)
などの回答が寄せられていた。
5位は「新生活の準備・引っ越し」(25人)、6位は「ギャンブル」(22人)。借りた理由を”生活費の工面”とした人の中にも「ギャンブルのせいで生活費が足りなくなった」と答えた人もおり、ギャンブル絡みでお金を借りる人は多いことが伺える。
「パチンコの負けを取り戻すために借りた」(男性、25歳時)
「競馬でもうけれそうなレースがあり、大金をつぎこみたかったが、手持ちのお金がなかったため」(男性、30歳時)
22人のうち、18人は男性。残りの4人については女性だった。
このほか、7位以降は「旅費・交通費」(18人)、「冠婚葬祭」「クレジットカードの支払い」(各17人)、「投資のため」(16人)などと続いた。