年収1500以上の世帯は、今の暮らしぶりをどう語るのだろうか。都内在住の30代既婚男性(IT・通信系/世帯年収1600万円)は、夫婦と子ども1人の3人家族。「贅沢な生活はできないが、突発的に家電が壊れた時の買い替えなどは躊躇なくできる」といいつつ、累進課税や行政支援については
「不公平感が強く、理解もできない。何のために頑張って働いてきたかもわからない。高卒でつらい思いをしながら、がむしゃらに働いて、今の年収まで上がったのが虚しくなってくる。今の生活に到底、満足はできない」
とコメント。引き続き、年収1500万円以上のキャリコネニュース読者の声を見ていこう。(文:鹿賀大資)
「築15年ほどの中古物件をフルリフォーム」
都内に住む40代既婚女性(メーカー系/世帯年収1700万円)も、夫婦と子ども1人の3人で暮らしている。夫婦共働きで、それぞれの収入は「だいたい同額」と明かし、住居については「一昨年、戸建てを買いました」と続ける。
「住宅ローン減税の恩恵を受けたいものの、何かあった時に破綻しないようにしたかったので、築15年ほどの中古物件をフルリフォーム。設備や内装は好きに選び、最新のキッチンとお風呂で快適生活ながら、預貯金総額を下回るローンに抑えることができました。建て売りは設備面が納得できず、かといって新築注文住宅で同じようなグレードの設備を入れようとすると、余分に数千万円もかかってしまいますからね」
また中古物件にした分、少し広めの土地を持てたそうだ。住宅購入に関しては「身の丈に合った選択ができたと思っています」と満足する女性。
一方、家計については「費目で分担しています」と明かす。
「食費が3人で月10万円前後と高く、それが悩みです。今は旅行や娯楽にも出かけられないので、その分と思うことにしています。子どもの教育費は贈与で1500万円を準備したので、あとは老後費用をためながらローンを返していく予定です」
「夫婦共に2人目の子作りの体力もありません」
大阪府の40代既婚女性(医療系/世帯年収2100万円)は「夫が年収1500万円、私が年収600万円です」と世帯年収の内訳を綴り、手取りは「額面の60%ぐらいです」と付け加える。
「夫がサラリーマンなので老後が心配です。今は給料が良くても、老後は年金生活になりますから。貯金は投資と現金で、できる限りしています。私の収入分はすべて貯金に回しており、夫の給料だけで生活しています。スーパーで買い物をする際、値段はあまり気にしませんが、無駄なものは買いません。コスパ重視です」
ちなみに所有していた歴代の車は「ランクル、レクサス、メルセデス」と高級車を挙げており、「リセールを考えて買います」とのことだ。
ほかにも、
「子どもは1人です。平日は朝から晩まで働き、子どもとゆっくりする時間がまったく取れません。週末には疲れすぎて、寝るしかないです。夫婦共に2人目の子作りの体力もありません」(30代女性/東京都/メーカー/世帯年収1800万円)
という声も寄せられた。
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