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「レジ袋の金払ったんだから袋詰めしろよ」モンスター客に辟易 「たった4円で…」と呆れる店員

袋詰めに辟易するレジ店員

袋詰めに辟易するレジ店員

買い物で店員にレジ袋の大きさを聞かれた際、「サイズ感がわからず困った」という人も少なくないはずだ。

そうしたなか、大阪府の50代女性が勤務するスーパーマーケットでは、「袋大5円」「袋中3円」「袋はいらない」というカードをレジ横に設置し、レジ袋有料化に対応している。しかし現状は、「お客様のほとんどがカードを出してくれない」という。さらに女性は、

「まだ『袋は要りません』と言ってくれる場合はいい方です。なかには私が『袋のサイズはどうされますか?』と聞いたら、『これが入るくらい』と。仕方なく『中サイズの袋で入ると思いますので、それでいいですか?』と聞くと、『う~ん、大サイズにしといて』と言われたことがあります。だったら最初から『大で』と言ってほしい」

と憤る。この女性のようにレジ袋有料化の対応に苦戦する小売現場の店員は多い。ドラッグストアに勤務する千葉県の40代女性もその一人だ。(文:鹿賀大資)

大量の商品を抱きかかえる客「万引きされてもわからない」

女性は、客が持参するエコバッグやレジ袋に商品を詰める際、「匂いや汚れが気になることが多々ある」と不満を漏らす。それだけでなく、エコバッグは多種多様な形があるため、「商品を入れるのが難しいものも多いです」と続ける。

「大きくて底が深いエコバッグは、私の身長が足りず、入れるのが大変。しかもエコバッグを丸めたまま出されると、入れられる形状になるまで時間もかかります。結果、他のお客様を待たせる時間も長くなります」

客の中にはマイバッグを持参せず、レジ袋の利用も断る人もいて、大量の商品を抱き抱えて出ていくという。この光景に対して女性は、

「未会計のものを混ぜられてもわかりません。実際に万引きは増えています」

と警鐘を鳴らす。また女性の店舗では、従業員の手袋着用が許可されていないこともあり、「感染リスクを防ぐためにも、できればお客様自身で袋詰めをしてもらいたい」と書いている。

会計後に「袋ちょうだい」という客に困惑

デパ地下の食料品売場で働く神奈川県の50代女性は、心ない客の態度に怒り心頭だ。それは会計を終えてサッカー台に移動した客から「袋ちょうだい」と言われたことだった。

「ちょうど次のお客様の会計をしている時でした。混んでいる時は困ります」

モンスター化する客は、それにとどまらない。

「『ここは袋が有料なの?じゃあいらない』という人もいます。ずっと前からレジ周辺にポスターを貼って告知してあります。よく見てください。また未だに『袋は有料なのか』とレジで怒る人もいますが、私たちにキレられても決めたのは店員ではありません」

さらに「袋の金を払ったんだから袋詰めしろよ」と言い放つ客もいるという。女性は「袋の代金は、そのための料金ではありません。しかもたった4円で」と怒りを通り越して呆れている。

ほかにも、

「お客さんに『エコバッグに入れろ』と言われ、私が感染防止のために使い捨ての手袋をつけたら激怒された。人それぞれの対応に、かなりストレスがかかる」(40代女性/千葉県/コンビニ) 「レジの回転率が落ちたことと、揚げ物系が売れなくなった」(30代女性/群馬県/コンビニ)

といった声が寄せられていた。

※キャリコネニュースでは引き続き「【店員】ビニール袋有料化で困っていること」【読者投稿】世帯年収400~600万円台のリアルに関するアンケートを募集しています。

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