赤城乳業のアイスキャンディー「ガリガリ君」の当たり棒を偽造したとして、43歳の会社員が詐欺未遂の疑いで逮捕された。報道によると、計25本の偽装当たり棒を送付し、キャンペーンの当選景品であるポケモンカードを手に入れようとした疑い。
逮捕を受け赤城乳業は1月6日、当たり棒の偽造品がフリマサイトなどで出品されている可能があるとし、購入しないよう呼びかけている。メルカリで検索すると、「ポケモンカードと引き換えられるガリガリ君の当たり棒」を謳う商品が高額出品されている。
高額転売の当たり棒に「偽物ですか?」と尋ねる人も
棒には「ガリ・ポケモンカード当り」と印字されており、多くは3万円超で出品されている。すでに取引済みとなっているものも複数あり、最高3万5555円で取引済みとなっている。
中には、4万8500円で出品されているものもあった。説明欄には「自身で当てたものになります」「すでに一般市場からも無くなってきていて、未だこちらの商品をお探しの方も多いかと思われます」と記されている。
当たり棒偽装の報道を受け、出品中の商品には「偽物ですか?」などというコメントがついているものもあるが、そもそも高額転売されている品には手を出すべきではないだろう。
なお、景品であるコラボカードは1枚2万円以上で出品されており、3万9800円で取引済みとなっているものもあった。14万5000円という強気な価格設定のものも見られる。
アイスの当たり棒の偽造容疑で43歳が逮捕されるという、一見シュールな今回の事件。景品が市場で高値取引されているところを見ると、なんとしてでも入手したい人が相当数いるのだろう。