都内在住の40代女性(IT・通信系/年収450万円)は「人が多くて電車移動が苦痛。社会人になり25年が経つが、いまだに不快で仕方がない」と本音をもらす。
「生まれてずっと23区内に住んでいるが、最新の文化に興味はなく、近場にいくつも飲み屋があるので、仕事以外で繁華街に行く必要がない。また、社会人になるまでほぼ車移動の生活だったため、通勤電車がこれほどしんどいとは思わなかった」
ただ、不幸中の幸いと言うべきか、このコロナ禍でテレワークになった女性は「通勤から解放された」と喜ぶ。しかし、
「都内では新鮮な魚が安く買えない。都会生活に飽き、住むのが馬鹿らしいと感じ始めている。地方の県庁所在地か、それに準ずる規模の海の近くの地域に移住したい。車移動・バス移動がそこそこできて、食べ物は安価で美味しいから」
と希望を述べていた。女性が東京を離れる日は近そうだ。
「2か月間東京の実家に帰省しましたが、身が削られる思いでした」
40代女性(工場/年収100万円以下)は、東京生まれ・東京育ちの身ながら、「毎日の通勤ラッシュ、殺伐とした空気。何もかもが合いませんでした」と振り返る。女性は、
「『具体的にどのようにしんどいか?』と言われても、東京に合わない者にとっては『すべて』としか言いようがありません」
と説明。「10年ほど前に関西に引っ越し、今は奈良県に住んでいます」と明かした。また、女性の東京に対する苦手意識は現在も変わっておらず、
「今年の初め、用事があって2か月間東京の実家に帰省しましたが、身が削られる思いでした」
と振り返った。東京に限らず、それぞれの土地には人によって「合う・合わない」があるのだろう。その理由はもはや、理屈で説明できるものではないのかもしれない。
※キャリコネニュースでは引き続き「東京に住むのはしんどい?」
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