日本の狭い住宅事情では、いくら個室にこもったとしても家族に会話が丸聞こえ、なんてこともありうる。最初は気を付けていても、酔った勢いで口をすべらせる心配があれば、存分に楽しめないだろう。
この質問に対する回答は、ほとんどが「なんと思われようと断る」というアンチオンライン飲み会派の意見だった。ベストアンサーは、「一回会話を聞かれてごちゃごちゃ家族に言われてうんざりしたから、オンライン飲み会しない事にした」と言えばいいというアドバイスだ。誘われたときではなくLINEの雑談の中などで言っておくほうがいいという。
ヤフー知恵袋にはこのほか、結婚2年目25歳の主婦から、「夫がオンライン飲み会を週3回ペースでやっています」という投稿もあった。
「一人で飲むよりお酒が進みますし、何より友達と話して楽しくなっているので声のボリュームがどんどんうるさくなっていきます」
と、愚痴をこぼしていた。アパート暮らしで隣室への迷惑も気になるし、「深夜1時まで電話をされてうるさくて眠れないこっちの身にもなって欲しい」「注意しても酔っ払っているため素直に聞いてくれない」と嘆いている。結局、アドバイス通り実家に避難したという。
「”子どもが寝ているのに!”と奥さんが怒る」
こうした悩みはよくあることのようで、5月8日放送の「ノンストップ!」(フジテレビ)では、オンライン飲み会にまつわる人間関係のモヤモヤを取り上げていた。ある30代の男性は、午後10時から午前3時までオンライン飲み会が続いてしまい疲労困憊。「途中で退出するのも気が引けるし、もうこりごり」と漏らしていた。
これに対して「オンライン飲み会はすべて断っている」というカンニング竹山さんは、「ふつうに飲んでると終電という最終アイテムがあるからいいけれど」とコメント。知人の奥さんに聞いた話として、
「旦那がオンライン飲み会してうるさいとか、酔い過ぎ、ソファーで寝ちゃうとか、意外とトラブルが多い。声も大きくて『子どもが寝てるのに!』と奥さんが怒るという問題がある」
と指摘していた。当たり前のことだが、それぞれの生活環境によってオンライン飲み会のやり易さは変わってくるのだ。
外出自粛になる前は頻繁に飲み歩いていた人にとって、オンライン飲み会は数少ないストレス解消方法のひとつだろう。なるべく気持ちよくできるように、誘う方も相手の同居家族を気遣う、一人暮らしでもあらかじめ時間を決めてやるなど、配慮しながら楽しむことをおすすめしたい。