女性は入院生活中に仲良くなった、身寄りのない老婆との出来事を振り返る。その老婆が病院の浴室で倒れてしまい、別の病院に搬送された後、女性の身に不思議なことが起こったという。
「その数日後、ベッドで寝ていると、おばあさんが私の横に立っていたのです。それで布団を引っ張って私の名前を呼びました。すぐに消えたので、まさかと思い病棟の看護師長におばあさんのことを聞いてみました」
すると看護師長は「元気にしている」と答えた。しかし間もなくして、別の人から老婆が亡くなっていたことを聞かされたという。女性は「あれは、おばあさんから私へのお別れの挨拶だったのかもしれません」と綴っている。
正社員の50代女性は、10歳の時に対面したイタコとのやり取りを思い返す。イタコとは、東北地方にいる、死者に代わって意志を伝える”口寄せ”を行う巫女のことだ。曾祖母の葬儀にそのイタコがいたという。
「イタコさんを通じて曾祖母と話をしました。というより、そこの村人が順に50人以上(うちの爺ちゃんや曾祖父も混じっていた)も出てきて、最後に曾祖母が登場しました。盲目のイタコさんが口寄せをしている間は、その後ろを絶対に通ってはならず、霊が換わるときには弓を鳴らしていました」
その葬儀では、村中の人が集まっていたという。また各親類縁者は、祭壇に進み出てイタコに乗り移った霊と対話していたとのことだ。
「私の後ろを黒くて細長い何かが、サッと通り過ぎたのです」
専業主婦の20代女性は、小学生の頃に霊的現象を経験した。友だちの家に遊びに行った時のことだった。まだ新築の一戸建てだったが、2階に暗い雰囲気の部屋があったという。
「私たちは、明るい方の部屋で遊んでいました。帰る時に、友だちが先に階段を小走りで駆け下りて行くと、なぜかそれを見ていた私の後ろを黒くて細長い何かが、サッと通り過ぎたのです。それを私は、目の端で捉えたのを記憶しています」
女性は再び暗い部屋を2度見したが、特に変わった気配はなかったという。
「友だちに『2階に誰かいるの?ペットはいるの?』と聞いても、『いない』と答えていました。何となく気持ちが悪くて帰りました。特に後日談もオチもありませんが、幽霊はこんなもんかなと思っています」
それとは別に、女性自身の身に起きた奇妙な体験も明かす。
「何となく1人の部屋で寝たくなくて、実家のリビングで寝ていた時です。夜中の2時くらいにふと起きたら、目の前にフェイスパックのような物がありました。驚いて『ワッ』と声を上げたら、パックがビックリした顔をして消えたことがありました」
女性は、「驚いたのはこっちの方なんですけどね。そのあと眠気が来たので、すぐに寝てしまいました。もしかしたらリアルすぎる夢かも」と書いている。
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