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先輩女子もビックリ! 新入社員の男の子が「手作りタケノコ弁当」をランチ会に持参

若者のプライベート重視の傾向もあって、ここのところ「飲みニケーション」は若手社員に敬遠されがちだ。そこで、飲み会の代わりにランチ会を開く会社がある。5月18日放送のNHK「サラメシ」は、この春に社会人となった新入社員が、初めて先輩社員とランチを共にする場面を捉えていた。

大阪市のIT関連企業シナジーマーケティングは、社員数236名。独自に開発したITシステムで、企業のマーケティング業務支援を行っている。新入社員の男女7人は、社会人としての基礎を覚える研修中だ。

あだ名も決定「これからはタケノコ君て呼ぶわ」

飲み会よりランチ会(写真はイメージ)

飲み会よりランチ会(写真はイメージ)

この会社では、ランチ時に「シャッフルランチ」という企画を月に1度行っている。ふだん交流の少ない社員同士を無作為に入れ替えて、ランチを囲むというものだ。

会社の事業拡大に伴い、増えた社員の交流を図ろうと3年前に始まった。参加は自由で、社内の専用ページで「外食派」か「弁当派」かを登録する。性別や部署、同じ人が何度も重ならないよう自動振り分けシステムまでつくった。

入社から1週間後、初めてのシャッフルランチに新入社員は全員参加した。自由参加といっても研修中の身。選択の余地はないだろう。新人歓迎ムードの中、過去最多の43人が参加した。

お弁当組の8人の中で、新入社員は小野さん1人。アピールの機会とばかりに、男性社員ながら手作り弁当を披露した。「春のタケノコごはん弁当」と題し、5時間かけてアク抜きから行った。唐揚げや卵焼き、ポテトサラダまで徹底した手作りだ。

隣に座った先輩社員とタケノコご飯がかぶってしまったものの、「これからはタケノコ君て呼ぶわ」と笑って言われ、会話の糸口になった。さらに小野さんは4人兄弟であることを明かし、「唐あげを揚げてると気持ちが安らぐんです」と話して笑いを誘っていた。

中井貴一が「度胸あるね!」「そこはガツガツ!」とツッコミ

他の女性先輩社員からも好評価を得て、手作り弁当作戦は成功だったようだ。

「次から仕事するときとか、話しやすいと思います。まず最初にタケノコの話で」
「新人として愛おしいですよね。こういう努力をちゃんとしてる」

新入社員2人が一緒になった外食組は、先輩がよく行くうどん屋さんへ。新入社員の渡辺さんは、先輩オススメの釜揚げうどんとかやくご飯。前岡さんは、親子丼だった。

これにはナレーションで、中井貴一が「先輩のオススメは置いといて、親子丼。食べたいものを食べる。度胸あるね!」と軽やかなツッコミを入れていた。渡辺さんが「ITの知識とか全くなくて、焦ります」と漏らすと、先輩社員からアドバイスを貰えた。

「よく言われるのは、マインド(意識)・スキル(技術)・ナレッジ(知識)という順番で伸ばしていく。別に焦らんでもいいよ」

1年目はまず「気持ち」から、ということらしいが、前岡さんは希望部署を聞かれると「迷っています。配属されるのをあえて待つというか」と、意識が高いとは言えない答えをしてしまい、これにも中井が「そこはガツガツいかないと!」とツッコミを入れていた。

他の先輩からは「難しいほうを選択して、初めて自分の想像を超える成長ができる」と諭され、「できそうですか?」と番組スタッフに訊かれた2人は「はい、やります!」と笑顔で答えていた。

「まだまだこれから」と余計なことを考えてしまった

お会計は先輩のおごり。先輩から見た新人の評価にも影響するが、新人から見た先輩や会社の印象もここで決まる気がする。

「手づくり弁当」という思い切った作戦でアピールした小野さんは、これから先輩に可愛がられて職場にうまく馴染み、仕事も順調にやっていけそうに見えた。やはりコミュニケーションを大事にする人が、職場でうまくやっていけるのだと思う。

外食組は、先輩社員の教えを素直に受け止めている様子ではあったが、先輩からの評価は「まだまだこれから」といったところだろうか…。番組で見た限りの印象でしかないが、勝手にそんな余計なことを考えてしまった。(ライター:okei)

あわせてよみたい:東京の「ランチ難民」を救うベンチャー

 

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