シートで喫煙、デッキがトイレ代わり――1990年代、JR常磐線の破天荒すぎる思い出
「常磐線は短距離の我孫子(取手)行きと、長距離のいわき(勝田)行きがあったのですが、長距離はヒドかった。床に座ってワンカップを飲みながらタバコを吸うおっちゃんを夕方はよく見かけました」(30代・南柏在住・男性)
「高校時代をすごした水戸は高校生がデッキでタバコを吸うのは当たり前。大人は大人で競馬新聞を広げながら談笑してセンベロ居酒屋みたいな雰囲気でした。大甕(おおみか)とかに行くと、誰も止める人がいなかった」(30代・亀有在住・男性)
「上野を出て北千住まではおとなしくしていた人も、なぜか北千住を過ぎるとダラダラし始める。普通のサラリーマンでも急にタバコを吸い出したり」(40代・亀有在住・男性)
◆磯原~いわきでは放尿する高校生現る
「勿来から平(現在のいわき駅)まで通学していたときは、よくヤンキー高校の生徒がデッキで騒いでた。ケンカはもちろん、いちゃつくし、タバコは吸うわで見てられなかった。あと、常に車両がションベン臭かった覚えがある」(40代・水戸在住・男性)
「磯原駅を使っていた時は高校生がデッキでおしっこをしているのを何度か見たことがあります」(30代・水戸在住・女性)
昔のノスタルジックな日本を美化して語る言説は少なくないが、常磐線の事例のように、その実態に目を向けてみると今のほうがマシと思えるケースが少なくない。
言うまでもなく、電車内は公共のマナーを守る場所。放尿も喫煙も、ケンカも許されない。その意味で、日本人はかつてよりも行儀がよくなったと言えるかもしれない。
あわせてよみたい:飲食店で水だけ注文は失礼?