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【都議選】都民ファ圧勝の裏で完全に空気状態の民進党 蓮舫代表については「責任論をするような時期ではない」

東京都議会議員選挙の投開票が7月2日、行われた。NHKなどの報道によると、都民ファーストと公明党や、生活者ネットワーク、都民ファーストの推薦を受けた無所属の当選者が79人と、小池百合子都知事を支持する勢力が楽々と過半数を上回った。

「自民党による権力の腐敗、私物化を暴いたのは我々の実績」と民進・松原氏

民進党本部で会見をする松原氏

民進党本部で会見をする松原氏

一方、前回2013年の都議選で候補者59人全員が当選した自民党は過去最低の23議席と大敗を喫した。前々回2009年に54議席と躍進したものの、前回2013年では議席を大幅に減らした民進党は、現有7議席から2つ減らし5席となった。

党本部に設置されたテレビの前では、選挙速報で議席数が5になったのを見た党関係者から「5になった!?よし!!」「あと残ってるのどこだ」と、威勢の良い声が飛んだが、何とも歯がゆい結果となった。

現場に詰め掛けていた記者たちからの反応も鈍い。結果を見ても表情は変わらず、声も聞こえなかった。

民進党の松原仁都連会長は23時から永田町の民進党本部で記者会見を行い、都議選での戦いについて

「民進党に対する期待感は大きくなってきたと感じている。従来であれば一切チラシを受け取らなかった人たちが『民進党ならもらう』と受け取ってくれた。1ヵ月半前からこうした変化があり、『だいぶ潮目が変わってきたなあ』と感じていた」

と振り返った。ただ、こうした民進党への期待を得票に結び付けられなかったことについては「もう少し時間が欲しかった」と悔しさを隠せない。

自民党の歴史的敗北については、「森友学園や加計学園など、権力の暴走、私物化を民進党が暴いてきたことが大きな痛手となった。我々が指摘をしなければ、日本の政治はもっと私物化が進んでいた」と述べ、

「特定の人物に権力が集中していることを暴いたのは、私たちの大きな実績」

と胸を張る。

今後は党幹部で話し合い「解党的出直しを図る」と決意

議席数の減少については、

「当初は0か1かなど、ありえない数字が言われていたし、その数字で翻弄された都議会議員がいて、離党ドミノに繋がった。民進党に対する熱気は従来にないほど高まっている」

と、当初言われていた数字より踏みとどまったことに一定の評価を下す。

今後、「解党的出直しを図る」ことで国民の期待に答えるという。解党はせず、団結を重んじて「新しい政党のようなイメージで見えるにはどうしたらいいか」検討するとのことだ。「フレッシュな民主党となって政権交代に突き進むことは、国民からの要望があるのでは」と、次の衆議院選での政権交代も目論む。

蓮舫代表の責任については「責任論をするような時期ではない」と、明言を避けた。

東京都選挙管理委員会の発表によると、今回の選挙で期日前投票を行った人数は135万5163人で、前回4年前の89万7410人を上回った。全有権者に対する期日前投票者の割合も、8.4%から12%に上昇している。

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