婚活を1年以上続ける女性の嘆き 「マシな男が全然いない」「気付けば6年もう心が折れた」
結婚相談所やマッチングアプリなどを使って、「婚活」をする人は多い。始めたばかりの頃は期待に胸をふくらませていても、いい相手に出会えないと焦りを感じてくる。
ガールズちゃんねるに9月3日、「一年以上婚活中の人」というスレッドが立った。スレ主は、妥協して男性と交際しても、合わない部分を見つけると別れてしまい結婚には至っていない。良縁を願って神社にお参りしながら活動を続けているといい、かなり切実な様子で、「婚活が長引いてる方、お話しませんか」と呼びかけている。
「今までの彼氏とかと比べると三段階は格下」
スレ主は婚活期間1年で結果が出ずに悩んでいるが、中には「気付けば6年やってる。もう心が折れた」「婚活での交際歴合わせたら余裕で3年超えてます……」など、婚活が数年間に及び、疲れている人もいる。
上手くいかない理由として多かったのが、「いい相手がいない」というもの。スレッドには、
「マシな男が婚活に全然いないからしょうがないよ。私も三年婚活してるけど、本当に変なのしかいない」
「今までの彼氏とかと比べると三段階は格下。もうアラフォーだし妥協しなきゃ、と思っても流石に三段階も妥協出来ないわ」
「マシな男性は今頃町でベビーカー引いてる」
といった感じで、「ろくな男性がいない!」という愚痴が書き込まれている。しかしこうした声に対しては、「相手も思ってるよ」「お互い様」といった辛口のコメントが寄せられていた。
また、婚活市場には本当にいい男性がいないのだろうか。「彼氏奥手っぽいから、私から連絡しなかったら付き合ってなかった」といった経験談にあるように、奥手で女性に声をかけられないだけの男性もいるのではないだろうか。
30代未婚男性で年収400万円以上の人は4割もいないのが現実
一方で、めでたく結婚に至る人もいる。こうした人からは、女性側の態度や考え方にも上手くいかない原因がある、と言った指摘が挙がる。
3年以上、婚活を続けて現在の夫に出会ったという人物は、ある時夫に、婚活中に他の女性からどんなことを聞かれたのか質問したという。すると夫からは、
「給与面の事とか、勤めてる会社とか、乗ってる車の事とか聞かれた」
「特に車は外車じゃないんですねーみたいな事言われた」
という答えが返ってきたという。これを聞いて「女の私でもなんか腹立った」とこの女性は心境を吐露していた。条件は重要だが、信頼関係を築く段階であからさまな主張をされると、相手は興ざめしてしまう。
別の人は、婚活を始めた時は「年収500万円以上の同年代で顔が生理的に悪くない」という条件で相手を探していたが、その条件を満たす人が「私を選んでくれる理由は何1つない事に気づきました」と振り返る。現在は結婚相談所で知り合った年収350万円の公務員の男性と交際中だという。
明治安田生活福祉研究所が2016年に発表した調査によると、20代の未婚男性(学生を除く)で年収400万円以上の人は15.2%に過ぎず、30代未婚男性でも37.0%に留まっている。年収500万円以上の未婚男性はそもそもそこまで多くないのだ。「条件つけまくってる人はできないよ」という声の通り、あまり条件にこだわりすぎない方が上手くいくのかもしれない。