学歴コンプレックスは一生もの? ロンブー淳の青学受験に坂上忍も「生まれ変わったら大学まで行ってみたい」
子役から芸能界で忙しく働いてきた坂上さんは、「もし生まれ変れるなら何をやりたいかと聞かれれば、無駄でもいいから大学まで行ってみたいです」と明かした。学園生活への憧れや勉強したい気持ちがあるという。若いころにやり残した後悔や、大人になってから知識欲が湧くというのは珍しいことではない。
23日には2ちゃんねるに「学歴コンプって一生ものだよな…」というスレッドが立ち、スレ主が「ロンブーの大学受験もそうだけど30過ぎてこそ思う」とつぶやくと、様々な議論が沸いていた。
「引きずる人はじいちゃんばあちゃんになっても引きずるしな」を始めとして
「どこの大学出たかの話題は必ず出るもん」
「レベル高いとこ行けば総じて稼ぐ奴が多いのは事実。(中略)優秀なOBと人脈作っとけるのはレベルの高い大学の良さだろう」
などのコメントからは、大学卒が当たり前で、大学のレベルによって世界が変わってくることがうかがえる。
また、「働いてると実績がものをいうのでもう気にならなくなる。東大出身でも成績が悪い(滅多にいないが)とゴミ扱いになるからな」という指摘がある一方で、
「低学歴でも高所得者はいるし、高学歴でも低所得者はいるにはいるさ。でも学歴別の所得データを見れば一目瞭然」
という指摘には、世の厳しさを痛感してしまう。大人になればなるほど、知識や収入の差が学歴によって大きく異なる現実が、じわじわと身に染みてくるものだ。
日本は大人になってからの学び直しが難しい?
ほかに、「日本は年齢気にしすぎな社会だからな。30代になってもアメリカなら大学に行きやすい」という声もある。日本では18歳~20代前半に大学に行く人がほとんどで、働き盛りが「学び直し」をする機会は少ない。新卒一括採用もあいまって、中年からのやり直しが難しいという閉塞感は大きい。
欧米では一度就職した人が大学に入学するのはよくあることだ。OECDの調査(30歳以上成人の通学率)から、「日本の成人の『生涯学習』率は先進国で最低」という残念な結果(ニューズウィーク日本版より)もある。こうした社会構造も、コンプレックスを抱えたまま生きる人の多さに繋がっているのだろう。
一方で、「学歴とか頭のよさより人格や精神的な部分の方が大事という考えに変わった」など、学歴より大切なものを挙げる人もいる。
「正確にいうと、人間力の差のコンプの方がでかい。顔とか総合して、人が集まるというか常に幸せを作れる奴頭いい。学歴は付加の称号であってそれに比べたらなんの価値もない」
こう書いた人物は、「東大卒だが独身根暗とかいる。嫁さん友人作れればバカでも勝ち」とも言い捨てた。結局自分に欠けているものを求める、無いものねだりということか。
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