「学校に相談すべきか迷う」で意見分かれる 「小1わが子、押されて側溝に落ちてびしょ濡れに」 | キャリコネニュース
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「学校に相談すべきか迷う」で意見分かれる 「小1わが子、押されて側溝に落ちてびしょ濡れに」

親であれば誰でも、子どもにとって最善な行動は何なのか、常に判断・選択を迫られるものです。9月某日、小学1年生の母親が、女性コミュニティサイトのガールズちゃんねるに、「学校に相談していい事案かどうか判定して貰うトピ」を立てました。

トピ主のお子さんは、学校帰りに下校班の皆で側溝にいるザリガニを覗いていたところ、友だちに押されて側溝に落ちてしまいました。トピ主は、寄り道は悪いことだと子どもに言い聞かせつつ、

「押すのは危険行為なので、先生に注意して貰った方が良いか、ちょっと悩んでいます」

と相談しています。(文:篠原みつき)

先生より加害児童の親に直接言う?「今はまず学校だよ」の声も

私もモンスターペアレント?

私もモンスターペアレント?

ちなみにお子さんは、びしょ濡れにはなりましたがケガは無いようです。トピ主が迷うのは、下手に相談すればうるさいモンスターペアレントと思われるのが気になるからでしょう。レスコメントも意見が分かれます。

まず多く入ったのは、相談すべきではないという意見です。

「先生より親に言いなよ」「学校にどうしろと?」
「先生を間に挟むとややこしくなるから相手の親に直接言うべきだよ。 先生の負担も考えたほうがいい」

こうした声が上がる背景には、教員の長時間労働や「モンスターペアレント」がメディアで度々話題になることがあるでしょう。ほとんどの人は「怪物のような親」にはなりたくありません。「先生たちは勉強教えるのだけで精一杯なんです」と諭す人や、「言ったところで解決しない」という冷めた声も。

一方で、相談したほうがいいとする声も多く上がります。

「今はまず学校だよ。下校中はまだ学校の監督下だし」
「地域差なのかな? 私の学校は登下校中の出来事でも、何かあれば学校に知らせることになってるよ」

報告を受けた先生の判断で、クラスで話したり手紙で保護者へ注意喚起があったりするといいます。親どうしでは言いにくいこともあるし、今は連絡網を配布しないため連絡先が分からないのが普通です。言いたくても言えないことが多いでしょう。中には、

「私や私の周囲では親に直接言って事が好転することは稀。大抵の場合、子が子なら親も親」

と経験を書く人もいます。

モンペはあくまで「学校に理不尽な要求」をする親のこと

他方、スレッドには、小学校教諭や元教師だという人からのコメントもあります。

「我慢されて、保護者の方が不安になるくらいなら、いっそのこと相談するのもありだと思いますよ」

などと書いていますから、非常識な要求ではない限り、とりあえず学校に相談したほうがいいでしょう。加害児童の親にしても、自分の子どもが人に迷惑をかけたことを知らないままでは良くありません。また、冷静な第三者を交えて両方に話を聞いてみると、事実との違いが出てくることもあります。

ところで「モンスターペアレント」の定義ですが、尾木ママこと教育評論家の尾木直樹さんは自身の公式サイトで「『理不尽な学校への要求』をしてくる親のこと」と説明しています。

例えば、「アルバムにうちの子の写真が少ない」「学芸会の主役をやらせろ」などの『わが子中心モンスター』をはじめ、「学校の呼び出しに応じない」「深夜でも担任の自宅に電話する」「日曜夜の10時に家庭訪問の要求をする」という『ノーモラルモンスター』などを挙げています。

また、尾木さんはブログでも「学校、担任にもの申す=モンスターペアレントではありませんよ~。自分はモンスターかもしれない?なんて思う親にモンスターはおられません。自分を客観視しているのですから」と保護者を励ましています。

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