いつもありがとう!と伝えたい職業「深夜のコンビニ店員」 中瀬ゆかりは「飲み屋のママやマスター。一種のカウンセラーみたいな感じ」
コンビニの店員さんに感謝しているという男性視聴者からは、
「お天道様の明るいうちの外出に引け目を感じる失業者にとって、コンビニは深夜であっても社会と繋がれる貴重なパイプ。深夜にありとあらゆる業務に対応してくれて、感謝してもしきれません」
とコメントが届いた。他には、「根気よく仕事をマッチングしてくれ、ダメだったら励まし、また親のように叱ってくれるハローワークの人」に感謝しているという女性の声や、「毎日いろんな人のお尻と向き合って診察し続ける肛門科のお医者さんに感動して思わず涙ぐんでしまった」などの声が紹介されていた。
「勤労感謝の日でも朝からいつものように家事育児に追われ大変」と、主婦業に感謝する50代男性もいた。賃金こそ発生しないが、主婦も立派な職業の一つ。一年中休みなく働く姿には頭が下がる。
コメンテーターの新潮社・中瀬ゆかりさんが「最近とても感謝している」のは、飲み屋のママやマスターなど飲食店関係の仕事をしている人たちだという。中瀬さんはママやマスターらを
「ただお酒を飲ませるということではなくて、一種のカウンセラーみたいな感じ」
と表現。客の感情の受け皿的役目を担ってくれるばかりでなく、悲しみを時には笑いに変えて客の気持ちを軽くしたり叱咤激励したり、「いろんな役割をしてくれている」と労う。きっと中瀬にとっては、そういう存在の人がいてくれるからこそ張れる仕事も、乗り越えられた悲しみもあったのだろう。
「相手にとってそれは仕事なのだから当たり前」という現代人にありがちな考えは、傲慢さと紙一重なのかもしれない。時には原点に立ち戻った視点から、今ある恵まれた状況を眺めてみるのも大切なことではないだろうか。
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