痴漢に間違われやすい行動は「わざと狭いスペースに寄る」 冤罪を防ぐため「電車では両手を上げる」という男性も
痴漢を疑う行動として2番目に多くの人が挙げたのは、「手のひらが触れる」(47.0%)だった。他には、「手が下の方にある」(33.0%)、「身体が当たる」(31.8%)と答えた人も少なくなかった。
一方、男性たちはどのようなことに気を付けているのか。「電車またはバスで痴漢に間違われないように心掛けていること」を聞いたところ、「女性に触れないようにする」が47.8%で最も多かった。「乗車時は両手をあげている」(41.5%)、「満員電車を避ける」(22.4%)、「ドアの前など人の後ろに立たないようにしている」(20.4%)という人もいた。
女性に対して「通勤・通学時に痴漢に遭ったことがあるか」と聞くと、6割近い57.8%が「ある」と回答した。「痴漢に遭った季節」を聞くと、「春」(63.5%)と「夏」(58.8%)が特に多く、肌の露出が多くなる季節に頻発していることがわかった。しかし、「秋」(37.6%)、「冬」(38.8%)でも4割近い痴漢被害が発生している。
「痴漢に遭わないよう気をつけていること」を聞くと、「露出の高い服装を避ける」が32.7%で最も多い。「女性専用車両に乗る」(35.4%)、「満員電車を避ける」(28.6%)という人もいた。
調査は今年11月6日~8日の間、1都3県に住む20歳~59歳の男女1000人を対象に実施した。