坂上忍が「自民・和田議員は国民を向いていない」と批判 「こいつ何言ってんの」「なんであんな人を質問に立たせるんですか」
元宮崎県知事の東国原英夫氏が3月23日の「バイキング」(フジテレビ)で、自民党の和田政宗議員を批判した。和田議員は19日、参議院予算委員会で質問に立ち、財務省の太田充理財局長を「安倍政権を貶めるために、意図的に変な答弁をしている」などと侮辱。
これについて東国原氏は、和田議員は参議院の議席が来年改選になるため、
「安倍さん、攻めてますよ。自民党さん、攻めてますよ。僕、頑張ってるでしょう」
とアピールしているのだと指摘した。
首相や自民党に対して「『味方ですよ。守りますよ』というのを前に出すための発言」
東国原さんは「質問に立った時に、存在感を示したい。『味方ですよ。守りますよ』というのを全面的に前に出すための発言」だとも話した。司会の坂上忍さんは「典型的な国民を向いていない政治家じゃない」と憤慨した。
和田議員は同日、「党や官邸が徹底調査を指示して、隠蔽の扉をこじ開けなければ、財務省内部で隠されていたかもしれません」とも発言した。この発言に坂上さんは、「こいつ何言ってんの」「なんであんな人を立たせるんですか」と質問。東国原氏は、次のように話す。
「(自民党が)『僕らの味方をしてくれよ。頑張ってくれよ。守ってくれよ』なんですよ。忖度じゃないけれど、阿吽の呼吸でそういう言葉が(和田議員の)背中を押してる」
太田理財局長に対する和田議員の発言に対しては、野党から「公僕への侮辱」という抗議が出ていた。麻生太郎財務省も「その種のレベルの低い質問はいかがなものかと、軽蔑はします」と和田氏を批判。自民党は20日に、発言の一部を会議録から削除するように求め、了承されたという。