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「今の会社で働き続けたい」新入社員は3年連続減少 「定時に帰りたい」が4割超で初めて1位に

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同調査は2014年度から毎年実施しており、5回目となる2018年は「就社意識がますます低下している」「ワークライフバランスを重視する傾向が高くなっている」などの傾向が明らかになった。

「今の会社で働き続けたいですか?」との質問に対する回答は、以下の通りだ。

1位:「できれば今の会社で働き続けたい」(53.8%)
2位:「そのうち転職したい」(16.7%)
3位:「いつかは起業したい」(6.8%)

次いで、「家庭に入りたい」(3.7%)、「フリーランスとして独立したい」(2.9%)。「わからない」は16%だった。

上位3つに変動はないものの、「できれば今の会社で働き続けたい」(53.8%)という回答は、2015年には63.4%と6割以上で、3年連続で減少している。一方で「そのうち転職したい」(16.7%)は前年度より1.5%増え、「(今の会社で働き続けたいか)わからない」(16%)とした人は過去最多となった。

入社早々の研修中でも、転職や起業を念頭に置いている人や、今の会社で長く働くかは「決めていない、わからない」と考える人が増えているのだ。

同調査では「求職者優位の売り手市場やフリーランスの台頭などの影響もあるせいか、就社意識がわずか数年で大きく低下している」という点に注目している。

「仕事・成長のためにできるだけたくさん働きたい」は1割のみ

ワークライフバランスを重視する傾向も高くなっている。「今後3年間の会社での労働時間について」選択形式で聞いたところ、男女ともに「定時に帰りたい」(42%)が4割以上となり、4年連続で増加。2位の「週に2~3回の残業まで」39.3%(4年前は43.5%)と逆転し、今回初めて1位になった。「仕事・成長のためにできるだけたくさん働きたい」は12.8%で、4年前(21.2%)と比べて減少し続けている。

「働き方改革」の機運が高まる中、今の新入社員にとって、長時間労働を強いる企業のイメージは良くない。同調査では「『できれば定時に帰り、自分や家族との時間を大切にしたい』と考える人が増加していることが改めて結果として現れました」としている。

今後も会社に対する帰属意識、就社意識はますます低くなっていくだろう。長時間労働で過労死のニュースが相次ぐ昨今、その渦に飲み込まれず自分を大切にしたいと思うのは当然だ。また、人生100年時代と言われるなかで、研修中の新入社員と言えど「同じ会社で一生安泰」などと思ってはいないことも、今回の調査で垣間見えたのではないだろうか。

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