反省は服装から見せるべき? 事件後もド派手スタイル貫く元女医・脇坂英理子を見て感じたこと
事件を振り返り、「自分が甘かった」「私が悪いことをしたことは消えない」などと反省の弁を述べるが、どうもしっくりこない。その微妙なチグハグ感がどこからきているのかいうと、事件前と変わらない彼女のド派手な外見からである。
「これでも暗くしたんです」というハイトーン茶髪の盛り髪に、胸の谷間を強調した服装。その”ひと昔前のキャバクラ嬢風”の見た目には出演者からも非難が殺到。坂上が「この人反省してんの?って(思う)。髪の色とか胸の開き具合とかね」「またお医者さんやりたいなら(主張した派手な服装は)何の得もない」と言うと、峰竜太も「僕が患者で行くとしたらこの人大丈夫かなぁ?って思うよ?」と同意。
しかしこれに対し脇坂氏はこう言い放つ。
「私の心の中は結局私にしかわからないし、じゃあ黒髪にして牛乳瓶のメガネかけて殊勝にしてたら本当に反省してるのかと」
「その考えを口にしている段階で『こいつ反省してねえよ』ってなるよ」と坂上に返されていたが、脇坂氏のこの言葉は屁理屈だ。確かに彼女のいうように、どんな見た目をしていようが、彼女の心は彼女にしかわからないのもしれない。
「反省しているかどうかは見た目は関係ない」という声もあったが……
しかし、だからこそ今の彼女は「私は本気で反省しています」というのを見た目からアピールしなければならないのではないか。深く反省してこれからキチンと生きて行くという「姿勢」を服装でどう表すか?少なくとも、その日彼女が選んだようなキャバクラ嬢のようなスタイルではないはずだ。これはTPOの問題なのだ。
出演していた安藤和津が「人間って何かのカタチで人に『自分はこういうふうに生きます』って指針を見せるべきところもある」と怒っていたが、激しく共感する。
ただ、番組を見た視聴者からは「反省しているかどうかは見た目は関係ない」という声が少なからずあった。「確かに反省の色は全く見えないけど。見た目で責めるのは古い」というのだ。
確かに見た目がチャラチャラしているからといって、中身も同じとは言えない。しかし面接に浮かれた格好で行くバカは少ないように、その時その時の自分の状況に適した格好というものはあるような気がするのだ。
ともかく、「医師免許停止時期を過ぎたらまた医者に戻りたい」という脇坂氏にとって、今必要なのは信頼回復である。そこをどうにかしないことには、たとえ医者に戻ったところで誰も彼女に診てもらいたいとは思わないだろう。