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【30歳で年収600万】大手なら高待遇の電車運転士 人身事故がトラウマで辞めたくなることも

寄せられた口コミには様々な苦労が。

寄せられた口コミには様々な苦労が。

「動力車操縦者免許」の国家資格は、国土交通省の委託を受けて各鉄道会社が実施し、専門的な筆記試験や身体検査、適性検査などのほか技能試験も行われる。大きな鉄道会社の場合、試験が免除されることもあるようだが、「動力車操縦者免許」には様々な種類があり、免許によって運転できる車両が決まる。新幹線を運転するためには「新幹線電気車」の免許が必要となる。

「系統によって違いますが、運輸系統であれば駅員→車掌→運転士となるのが一般的です。基本的に普段の業務態度などが考慮され、出勤時刻に遅れた場合はその年の試験には受かりません」(20代後半 男性 年収500万円)
「うちの会社には3つ採用があります。総合職採用では、車掌・運転士を1年~2年経験した後、即座に本社等の重要な場所に配置されます。私が採用されたプロフェッショナル採用では駅員や車掌、運転士などを比較的長く経験した後、駅や乗務員区所内での管理職はもとより、現場での長い経験を基に、本社での役職でありながら、現場との距離の近い場所に配置されるというのが主なケースです」(20代前半 男性 年収400万円)
「試験によって昇格したり、昇進する。現場で働く人は、駅務から車掌、運転士、助役へと出世していく。総合職ではなくても人事異動で本社勤務になる人も多々いる」(25歳 男性 年収423万円)

高校から現業職として鉄道会社に入社した場合の初任給は、16万円から18万円程度が相場らしく、多くの鉄道会社では基本的に勤続年数とポジションが上がれば給料も上がっていく。

ただ、電車運転士の平均年収は都市部の大手鉄道会社では30歳で600万前後、地方の私鉄では400万前後と、会社や勤務地によっても給与水準にはバラツキがあり、各社の業績による影響も受ける。

「基本給が意外と安く、手当も各種あることはあるが単価が低いため、総支給額が月20万円を超えることは少ないです。赤字のローカル線を大手鉄道会社から引き受けローカル線の存続を目指している会社のため仕方がないとは思います。運転士として、大手鉄道会社に比べれば労働条件は厳しいとは思います」(30代後半 男性 年収360万円)
「報酬は少ないと思う。現状では、年功序列で給料は上がっていくが、会社の経営環境が悪くなったときに、ただでさえ少ない昇給額がまた減るのではと思う。運転士などの乗務員の給料は手当がある分恵まれているとは思うが、職場によってはほかの手当が無い職場もある」(29歳 男性 年収415万円)
「鉄道乗務員(運転士)では夜勤、乗務、超勤等各種手当てがあり手当て関係では満足です。また、ダイヤ乱れなどで遅れが発生しても1分単位で手当てが付加され食事なども支給されます。見習い運転士を養成する担当に指定されるとさらに手当てやボーナスにてプラス評価になり収入アップにつながります」(46歳 男性 年収795万円)

休日出勤手当など各種手当が支給され、夜勤や残業の有無などによっても給料は変わり、新幹線などの高度な技術を必要とする車両の運転士は、給与が高くなるといったこともあるという。

「ブレーキしか衝突を避ける方法が無いので接触されるまでの間が耐えられませんでした」

安全運行のために鉄道各社は福利厚生に力を入れていることも多い。特にJR各社や大手私鉄などは充実しており、自社の社宅や病院などの施設を整えている会社もある。勤務時間は不規則になりがちだが、その分安定した待遇の下で働ける環境と考えられ、やりがいに関する口コミも目立つ。

「私は現在運転士の仕事をさせて頂いておりますが、お客様を不快に思わせる様な運転をしないように常に考え運転しております。加速時・減速時、揺れを極力減らし時間通りに走行し停止位置目標にもピッタリ停止した時は快感です。運転席から眺める四季折々の風景、朝・昼・夜、同じ景色・同じ状況・同じ天候。環境が同じになる事はなく私は楽しみながら仕事をさせて頂いております」(30歳 男性 年収539万円)
「私は、幼い頃電車の運転士や車掌によく手を振っていました。いつかは自分もこの職業につきたいと思っていました。幼い頃の夢はずっと持ち続け、今は自分が運転席から手を振ってます。子供に手を振られると、多少辛くても励みになります。また、日本の大動脈の鉄道の運行に携わることは、とても誇りに思いますし、やりがいもあります」(21歳 男性 年収484万円)

団塊世代の電車運転士が大量に退職し、育成に多大な費用と年数が掛かる運転士が全体的に不足している近年は、駅員や車掌の経験年数を多少短くし、早いうちからどんどん経験を積ませ、運転士を育てようとする傾向もあるようだ。

その点、運転士に憧れる若い人にとってはチャンスともいえるが、「駅のホームから列車に飛び込まれた方と接触をした時は運転士辞めたいと思いました。列車はブレーキ操作しか衝突を避ける方法が無いので接触されるまでの間が耐えられませんでした。今は先輩方の励ましにより現在も運転士として続ける事が出来ております」(30歳 男性 年収539万円)という声もあり、電車運転士には体力、精神力、健康状態など様々な適正が必要とされるのは間違いない。

電車運転士になってからもキャリアアップのための勉強と訓練は続くため、それらを乗り越えていく本人の努力や意欲、熱意は欠かせないだろう。【運転士の口コミはこちらから】

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