自分の中で「許せない食べ物」は? 「ポテサラにみかん」「インスタ映えするカラフル食べ物」
「パイナップルが入ってる酢豚。なぜ甘いもの入れる」
「ポテサラに入ってるリンゴやみかん」
「メロンに生ハム」
多かったのが、「おかずとフルーツ」というパターン。甘いものとしょっぱいものが組み合わった味は、普段は別々に食べているため抵抗を覚える。その組み合わせの理由は、酢豚×パイナップルは前出の通り肉を柔らかくするため、ポテトサラダ×リンゴ・みかんは味のアクセントになるかららしい。
メロン×生ハムはイタリアから生まれた風習で、かつてメロンがフルーツというより野菜に近かった頃に青臭さを消す手段として広まったそうだ。日本でいうところの「スイカに塩」と同じ感覚と聞くと納得である。
「インスタ映え映えするカラフル食べ物。毒々しい」
「キャラ弁。頑張っているのはわかるんですけど、衛生的にもどうなんだろうかと受け付けません」
「人の写真がプリントされてる食べ物や、可愛い動物モチーフの食べ物。ナイフで切りにくいし、食べにくい」
食べ物を食べ物らしくない見た目にすることに首をかしげる人が一定数いるようだ。特にインスタグラムが流行してから、味以上に見た目にこだわる飲食店が増えた。「舌だけではなく目でも楽しめる料理」というフレーズがあるが、あまり好まない人も多いようだ。
「かにかま。カニに似せてるなんて、カニじゃないなんて許せん笑」
最近ブームの「水以外の透明な飲み物」も話題に上がった。ここ最近、透明なコーラやヨーグルト飲料が相次いで発売されている。高齢者が水と勘違いすることや、子どもがアレルギーなのに誤って飲んでしまうという問題点も指摘されている。また、カラフルで可愛いアイシングクッキーは砂糖と着色料が気になる、ファンも多いチョコミントは歯磨き粉の味がするという声があり、共感する反応も多かった。
「かにかま。カニに似せてるなんて、カニじゃないなんて許せん笑」
「しいたけ。味、匂い、食感、見た目。すべて許せない」
「ジャム。果物はそのままであってほしい」
これらはあまり共感を呼んでいなかった例だが、こういった素朴な食材でさえ”許せない食べ物”とする人もいた。嫌いな食べ物ではなく、”許せない食べ物”というテーマで考えてみると、自分の食べ物に対するこだわりがより浮き彫りになりそうだ。