「時間と場所に縛られない働き方」日本はグローバル平均下回る リモート勤務用機器のサポート進まず
日本企業でオフィス外での勤務が広がらない背景には、テクノロジー面でのサポート不足がありそうだ。リモート勤務用の機器に関する質問で、「勤務先から提供されている」と回答した人は、わずか33.6%で調査国の中で最下位だった。
また、「オフィス以外で働きたいが、職務上できない」という項目に、男性の55.5%、女性の64.4%が同意している。女性の方が自由度の少ない環境で働いているようだ。
「ワークライフバランスを目的とした柔軟な勤務形態」については、日本の労働者の75.1%が好意的な意見だった。しかし、「生産性、創造性、仕事に対する満足度を高めるための柔軟な勤務形態」に同意する人は66.7%で33か国中最下位。柔軟な働き方は、労働時間を短くしたり、介護や子育て時にも働けるようにするためのもの、という考え方が根強いようだ。