社会人の4割「自分のボーナスの使い方に不満」―「とりあえず貯金、でいいのか分からない」「つい無駄遣いしてしまう」が3割
4位以降「旅行」(30.1%)、「趣味」(26.1%)、「ローン返済」(21.3%)、「外食」(16.4%)、「資産運用、投資」(8.5%)などが続く。
自分のボーナスの使い方に満足している人は58%、不満足の人は42%となった。不満足の人に理由を聞くと、「もっとお金を増やす使い方をしたいが知識がないのでできない」(39.4%)が最も多く、資産を増やす方法に関心を持っている人も一定数いるようだ。
また「とりあえず貯金しているけどこれで良いのかわからない」(32.4%)、「つい無駄遣いをしてしまう」(31%)という人も3割いる。自身の使い方を不満に思う人について同社は、
「金融知識が充分でないため、本来チャレンジしたいことに躊躇していたり、今の自分の行動に不安を感じていたりする人が多いことが想像できます」
とコメントしている。
十分な知識があっても「ボーナスは貯金」 ハイリスク・ハイリターンは敬遠
もし十分な金融の知識があったらボーナスをどのように使いたいかと聞くと、「貯金」(64%)が最多。実際の使い道と同様、過半数となった。
一方、「資産運用、投資」は、実際に使っている人より25.6ポイント増加し34.1%。本当は資産運用などを行いたい人が潜在的に多くいることが分かった。
選びたい金融商品は「安定した毎月分配型」(36.4%)と「少額から投資できるもの」(35.2%)が多く、少額から気軽にかつ安定的な金融商品に対する関心が高いようだ。
反対に「メリット・デメリットがはっきりしているもの」「ハイリスク・ハイリターン型」は9.9%に留まった。投資額も「20万以下」という回答が54%を占め、これから資産運用や投資を始める多くの人は、まず数万円台の少額から投資を始めていきたいと考えていることが分かった。