ボクシング連盟・山根会長、スッキリ生出演に遅刻の挙げ句「村田は生意気」「成松には騙された」選手らを猛批判 | キャリコネニュース - Page 2
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ボクシング連盟・山根会長、スッキリ生出演に遅刻の挙げ句「村田は生意気」「成松には騙された」選手らを猛批判

画像は番組公式サイトのキャプチャ

画像は番組公式サイトのキャプチャ

出演前日の2日、スタッフが会長に電話取材をした際には、告発状について「そんなの関係ありません。びくともしません」「嘘ばっかり。お菓子をどうとか椅子がどうとか、そういうの一切指示していませんから」と断固として否定していた。

告発状に書かれた疑念の一つが不正審判、通称「奈良判定」だ。奈良ボクシング連盟の元会長だった山根氏が、奈良県の選手に有利になるよう指示したとされている。

根拠の一つとして挙げられているのは、2016年の岩手国体での試合。奈良県の選手と岩手県の選手が戦った第3ラウンドで、奈良の選手が2回ダウン、岩手の選手はダウンなしだったにもかかわらず奈良県が勝利した。

山根会長はこれについて、奈良の選手を勝たせろという指示は「そんな馬鹿な事言うわけ無い。そんなこと言ったらすぐ噂になる」と否定。アマチュアの場合、ダウンはヒット数の1つにしか過ぎず、勝敗の要因にはならないためこうした判定になったと説明した。

番組ではこの後、9時に山根会長と中継を結ぶはずだった。しかし、中継開始前になっても、待ち合わせ場所に現れたのは会長の妹だけ。妹は会長の秘書から「報道陣に囲まれて大変なことになっている」「電話が殺到していて身動きが取れない」と言われたと聞いたという。

連盟批判の村田選手には「生意気だよ」「一人でメダルを取れる力はない」

結局、中継が始まったのは9時40分。9時30分で放送が終わる地域の視聴者は、中継を見られなかったことになる。会長が遅れたのは、出演依頼の電話が殺到し、他のオファーと勘違いして別の場所に行ってしまったためだそうだ。

山根会長は第一声で騒動について「連盟の会長として責任を感じております」と言いつつも、出演が遅れたことへの謝罪はなかった。

その後は、終始強気の姿勢でスタジオの質問に答えていた。加藤浩二さんから、ロンドン五輪金メダリストの村田諒太選手が自身のフェイスブックで「そろそろ潔く辞めましょう、悪しき古き人間たち、そんな時代ではありません」と、山根会長らに苦言を呈したことについて問われると、

「学生時代は非常に良い選手だったけれど。村田くんは一人でメダルを取れる力はありません。生意気だよ。あの選手はまだ現役のボクサー。言うべき話じゃない」

と語気を強めた。

公式試合で使うグローブの販売を一社が独占していたことには「特に理由はない」と説明。グローブの代金振込先が山根会長の孫名義の口座だったことから、資金が会長の懐に流れているのではないかと言われているが、

「僕の通帳も1つしかなかったから、孫に電話して、空いている通帳を借りただけ。とりあえず連盟の幹部と話をしてやったことです。その通帳はそのまま杉スポーツの社長に渡してます」

と、疑惑を否定した。

「そこじゃないんですよ」スタジオから話を遮られる場面も

助成金を巡る疑惑もある。2015年、に日本スポーツ振興センターから成松大介選手に交付されたアスリート助成金240万円について、会長は、他の2選手と三等分し、80万円ずつにするよう指示したとされている。山根会長はこれを認めつつも、「自分が成松選手に騙された」と憤る。

「顔ですよ。おとなしい顔してすましてるけど仮面を被ってますね。その当時、本人は喜んで三等分したのに、山根明が指示したとかやりたくなかったけど怖いからやったとか」

不正流用ではないかという指摘には、「流用じゃありません。強化選手に出るものなのだから、強化選手に3等分したらいい、という軽い気持ちでやった」と声を荒げた。さらに、その後「息子から買ってもらった時計を売って、160万円を成松選手に送りました。時計は……」と語りだしたが、スタジオの加藤さんから「そこじゃないんですよ」と遮られる場面もあった。

自身の進退については「考えていません。連盟に落ち度はありません」ときっぱり。最後には、生中継に出た理由を「元暴力団森田組の組長から、私の知人経由で『3日以内に引退しないと山根の過去をばらす』と脅されたからだ」と述べて中継は終了した。

ネットでは「山根会長何言ってるか分からなかった。私の頭には何も残らなかった」など、多くの人があっけに取られている。放送を見た人からは、

「言ってる事滅茶苦茶酷すぎてテレビ消しちゃったけど、まとめ見て大笑いしてしまった」
「まじで久しぶりの放送事故」

といった反響が出ていた。

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