サクレ、需要高まり過ぎて販売休止 ガリガリ君やスイカバーも猛暑で爆売れ、工場フル稼働中
赤城乳業の担当者は、7月時点のガリガリ君の出荷量は、昨年の同時期と比べ15%増だと明かす。夏場は毎年、工場をフル稼働しているため、
「これ以上の増産は難しい。従業員の休日をどう確保したらいいか、という状況」
で生産しているそうだ。今後の販売見通しについては、「販売休止がないよう頑張ってはいる」というが、「天候がどうなるかわからないのでなんとも言えない」という回答だった。
サクレと同様の氷菓子で、レモン、オレンジ、グレープの3種類がある「シャビィ」も売れている。小売店からは、「サクレが販売休止になったからうちにも入れてくれ」という問い合わせも来るそうだが、「製造する工場も、卸す店も決められているので難しい」のが現状だと話していた。
スイカバーを販売するロッテの広報担当者も、
「気温が高い日が続いていることもあり、スイカバー、ロッテアイス全体も、出荷量は前年比で15%増です。また、例年、夏場の需要に備えて、備蓄を行い、フルで生産体制をとっています」
と回答している。好調ぶりが伺える。
気象庁が8月2日に発表した1か月予報によると、東北と北海道を除く地域で、70%以上の確率で、平均気温が高くなる可能性があるという。関東甲信越地方は、少なくとも8月2週目までは例年より暑い日が続く見込みだ。適宜涼を取りながら、残りの夏を乗り切りたい。