男性の喫煙率が初めて3割を切る、20代男性で大幅減 「健康への影響が広く知られるようになってきた」と厚労省
喫煙している人のうち、たばこをやめたいと思っている人の割合は、男性で26.1%、女性で39%となっている。
場所ごとに受動喫煙を経験した人の割合を聞いたところ、飲食店が42.4%で最も多かった。次いで、パチンコやゲームセンターなどの遊技場(37.3%)、路上(31.7%)となっている。
しかし飲食店で受動喫煙を経験した人の割合は、2003年の70.9%から大幅に減少。職場でも2003年の59.2%から30.1%にまで減少している。
同省の担当者は、「特定保健指導などの禁煙教育を通して、たばこの健康への影響が広く知られるようになってきた。国民の健康意識が高まり、たばこをやめたい、本数を減らしたいと思う人が増えた可能性がある」と指摘している。
「国民健康・栄養調査」のうち生活習慣についての調査は、全国の20歳以上の男女6598人を対象に2017年11月に実施された。