ヴィレヴァンが展示イラスト原画を紛失、捜索呼びかけ 作者は「あの原画と二度と会えないことがショック」と傷心
ヴィレッジヴァンガードは12月3日、カフェで展示していたイラストレーターのまき田さんの原画を紛失したことを発表した。紛失した原画はまだ見つかっておらず、併せて捜索への協力を呼びかけている。
同社は、公式サイトに掲載した文書で「大切な作品を最後まで管理・ご返却することができず、その認識の甘さを反省し、深くお詫び申し上げます」と謝罪している。
まき田さん「お店側を非難したいわけではない」
ヴィレッジヴァンガード自由が丘店とレストラン「TRATTORIA Cathy’s自由が丘」は9月23日から10月21日まで、コラボカフェ企画「MAKITA CAFE in Tokyo」を開催していた。まき田さんの原画を店内に展示し、コラボグッズを販売したり、コラボメニューを提供したりするというものだった。
まき田さんの11月30日のツイートによると、企画終了後はヴィレヴァンのスタッフが、まき田さんに原画を郵送で返却した。しかし、まき田さんは多忙だった上、原画を大阪の個展で使用することから、梱包を解いて中身を確認することはしなかった。
その後、大阪の個展の会場で原画がないことに気が付き、会場となったレストランに連絡した。レストランのスタッフは原画の置き忘れに気がつきヴィレヴァン自由が丘店に連絡したが、音信不通だったという。その後、レストランで原画を保管していたものの、来店客に「欲しい」と言われ、連絡が取れないのならばよいかと思い譲ってしまったという。
まき田さんは、
「私にとって原画はとてもとても大切なもので、手放すつもりがなかったお気に入りのあの原画と二度と会えないことにとてもショックを受けています。どうか帰ってきてほしいと願っています」
とツイートしている。
また、12月1日には「お店側を非難したいわけではないです」「カフェもヴィレヴァンさんも、準備から会期中と紳士(編注:原文ママ)に対応してくださったので、とても感謝しています」ともツイート。ヴィレヴァンや会場となったレストランを非難する意図はないと説明した。
なぜ2点の原画を返却し忘れてしまったのか。レストラン側が連絡が取れなかったのはなぜなのか。キャリコネニュースは、ヴィレッジヴァンガード自由が丘店に取材を申し込んでいるが、「担当者が外出中」だという。
【拡散希望】
お願いがあります。お力添えをいただけるとありがたいです。
画像一枚目の大切なイラストの原画を探しています。11月に自由が丘のカフェキャッシーズへご来店され、こちらの2枚のイラストをお持ち帰りになった方へ。
このツイートが目に留まったらどうかご一報いただけると嬉しいです。 pic.twitter.com/otWjPpQslX— まき田@12/8-9てづバMS-35 (@makita_l4) 2018年11月30日