看護師を辞めた理由「師長に嫌われて休みが取れない」「”死ねばいいのに”が口癖の主任」「高給取りなんてどこの話?」
トピ主と同様、「女社会でドロドロ」「意地の悪い主任看護師が生理的に無理だった」をはじめ、職場でのいじめや嫌がらせを苦にして退職したと書く人が多い。看護師長のパワハラが原因で退職したという人物は、
「ハキハキしてる師長でわたしはどっちかというとおどおどしたタイプだからものすごく嫌われて休みの希望も通らず、夜勤をすごく入れられたり、他の人は正月かゴールデンウィークかお盆休み、どれかもらえるのにわたしは毎回出勤だった」
と当時を振り返る。人前で怒られることも多く、「精神的にしんどくて辞めた。もうあんなところには戻らないし、誰も信じられないです」と心境を吐露した。
同僚がこぼす言葉を不快に思って辞めた人もいる。
「『死ねばいいのに』が口癖の主任がいた。家族の前では献身的。認知症の患者にむかって、『おまえベランダから落とすよ』って言う。最低な人間もいる」
「患者さんが亡くなったら『私の夜勤の時やたら亡くなるんだけどー(笑)私やっぱりもってるわー!!』と高笑いした時やめる決意をした。ナースステーションで大声で」
他には「労働力と責任の重さの割に給料安い。看護師が高給取りなんてどこの話?」など、働き詰めの生活に疲弊した人もいる。中には「鬱になって辞めました。改善と悪化を繰り返しもう5年無職です」という人も。
超勤を記入したら「トイレに行く暇もなかったのか?」と言われ、鉛筆で書かされた
日本看護協会が2014年に発表した調査結果では、看護師の約8割が「辞めたい」と回答している。理由として「人手不足で仕事がきつい」「賃金が安い」「思うように休暇が取れない」といったことが挙げられる。
同調査ではハラスメントの具体事例が掲載されている。「患者から怒鳴られる。罵声を浴びせられる」「家族に個室に呼び出されて怒鳴られた」など、患者やその家族起因のもののほか、
「(医師が)看護師を『おまえ』『おめぇ』『てめぇ』呼ばわりする。見下す」
「超勤を記入したら『トイレに行く暇も、水を飲む時間もなかったのか?』と言われた。超勤は『鉛筆書き』でと言われている」
「体調が悪くても休ませてもらえない。上司に電話するのが怖いので仕事をする」
など、医師や看護部門の上司から実際に受けた嫌がらせも多く寄せられている。
現在自治体では、看護師や准看護師の免許を持ちながら看護職に就労していない「潜在看護師」の再就職を促す取り組みが進んでいる。現場復帰する看護職を増やすには、勤務条件や待遇だけでなく、職場の雰囲気改善も大きな課題のようだ。