彼女に話してほしい方言1位「博多弁」――「関西弁は喧嘩に負けなそう」「博多弁の『ちゃ』の部分が可愛い」という声も
次に、「恋人に話してほしい方言」を聞いたところ、男性では博多弁(145票)が最も多く、2位標準語(117票)、3位京都弁(115票)だった。男性が恋人に話してほしい方言と女性が話したい方言はいずれも博多弁がトップだった。
女性が「恋人に話してほしい方言」は1位標準語(155票)、2位関西弁(152票)、3位博多弁(65票)だった。女性が恋人に話してほしい方言と男性が話したい言葉はいずれも標準語という結果になった。
好きな方言とその理由を自由回答で聞いたところ、様々な回答が寄せられた。
北海道弁・なまら可愛い(25歳・女性)
津軽弁・略語並みに短い会話が成立するから(26歳・男性)
栃木弁・イントネーションが可愛らしい(37歳・女性)
関西弁・口喧嘩したら負けなそうなイメージがカッコイイ(33歳・女性)
京都弁・優しい発音で、舞妓さんが使っているのをみると素敵だと思う(22歳・女性)
広島弁・イケメンが語尾に「じゃけぇ」とつけてると、可愛く聞こえて「いいなぁ」と思います(31歳・女性)
博多弁・「〇〇っちゃ」の「ちゃ」の部分が可愛いくて好きです(31歳・男性)
鹿児島弁・鹿児島の方言は、イントネーションが人が好さそうな感じで癒される(37歳・女性)
地元に帰ると地元の方言に戻る人が約6割
普段、標準語と方言のどちらを話しているか聞くと、「生まれ育った地域の方言を話している」が44%、「生まれ育った地域以外の方言を話している」が7.4%で、何らかの方言を話している人は計51.4%に上った。
一方で「方言の地域で生まれ育ち現在は標準語を話している」が14.4%、「標準語の地域で生まれ育ち現在も標準語を話している」が33.4%で、標準語を話している人が計47.8%だった。
地方で生まれ育ったものの、現在はその土地を離れている人に、地元に帰ったときの話し方を聞いた。すると「地元の方言で話す」「どちらかと言えば方言で話す」が計58.8%に上り、「どちらとも言えない」が19%だった。帰省すると地元の方言に戻る人が多いことがわかる。
自分が生まれ育った地域の言葉が好きかどうか聞くと、生まれ育った地域の方言を話している人のうち75%が「好き」「どちらかと言えば好き」と答えた。一方、標準語の地域で生まれ育ち、標準語を話している人では40.6%しか「好き」「どちらかと言えば好き」と答えていない。標準語にあまり愛着を持っていないことがうかがえる。
標準語か方言かを問わず、自分の言葉にコンプレックスを感じたことがあるかどうか聞くと、「よく感じている」4.4%、「たまに感じることがある」13.0%に留まった。