平成JKのスカート丈変遷「ひざ下」→「ひざ上」→「ひざ丈」 靴下は「短め」→「ルーズソックス」→「短め」
授業中についしてしまうことを聞くと、平成元年・平成8年は「友達に手紙を書いてまわす」が約半数で最多だったが、現役は「居眠り」(50%)となった。また「好きな人を観察」は平成元年(9.3%)と平成8年(14.6%)で5位に入ったが、現役はランク外だ。
休み時間の過ごし方は、全世代「友だちとおしゃべり」が1位。上位3つに平成元年は「居眠り」「マンガを読む」、平成8年は「お菓子を食べる」「居眠り」が入るが、現役は「SNSを見る」「LINEを見る」で合計6割がスマホを見て過ごしている。
部活動は、平成元年は58.9%が加入しているが、平成8年(47.8%)と現役(49.3%)は10ポイント近く減っている。加入している部活動1位は、平成元年が「テニス」、平成8年と現役が「吹奏楽」となった。現役は3位に「ダンス」が入っており、調査元は授業必修化やSNSの動画拡散の影響があるとみている。
担任の先生になってほしい芸能人を聞くと、平成元年は「ビートたけし」「明石家さんま」「光GENJI」「小室哲哉」(同8.7%)。平成8年は「福山雅治」(9.3%)、「天海祐希」(7%)、現役は「櫻井翔」(8%)、「竹内涼真」(7.2%)、「菅田将暉」(4%)が上位に入った。
通学かばんは「手提げかばん」→「ナイロンスクールバッグ」→「リュック」
制服や身につけるものなどについても聞いた。通っている学校の制服はどの世代も「ブレザーが」6割以上。次いで平成元年・8年が「セーラー」(各約2割)、現役は「私服」(14.3%)が多いのが特徴だ。
制服によく合わせる小物は平成元年・8年で「何も付けない」が3~4割、現役で「リボン」が半数以上でトップとなった。靴は各世代「ローファー」が7~8割で最も多い。
特徴的なのはスカート丈で、平成元年は「ひざ下5~10センチ」(20.3%)、平成8年は「ひざ上5~10センチ」(22.1%)、現役は「ひざ丈」(33.6%)が主流。平成元年はひざ下より長い割合が約半数で、近年は長い丈のブームが再来していることがうかがえる。
また制服に合わせる靴下は、平成8年は「ルーズソックス」の人気が圧倒的。平成元年・現役は長めなスカートに応じて「短めソックス」を選ぶ傾向がある。
かばんは平成元年・8年は「学校指定」が約6割だが、現役は「ファッションブランド」(29.6%)や「スポーツブランド」(25.4%)が上位となった。通学で使うかばんは、平成元年は「手提げかばん」(33.3%)、平成8年は「ナイロンのスクールバッグ」(29.1%)、現役は「リュックサック」(62.9%)が最も多くなった。