ホストクラブ体験イベに潜入してみた 「初回500円の店はノーマルガチャ」「サービス料は35%」
一度は行ってみたいけど怖くて足を踏み入れられないランキングがあるなら、確実に上位に入るだろう”ホストクラブ”。「チャラい人ばっかなんでしょ」「ボラれるかもしれない」と怖いところと思っている人も少なくはないはず。
そんな中、歌舞伎町のホストクラブ約250店のうち約5分の1のホストクラブを運営するジーディーは初心者向けホストクラブ体験イベント「ホスパ!」を2月24日、東京・歌舞伎町で開催しました。参加者は約100人、今回で5回目の人気イベントです。(取材・文:市ヶ谷市子)
ヨッピー「会社で汚い顔したおっさんと飲んでも4000円取られますもんね」
イベントは2部構成。1部ではパセラリゾート新宿本店でオカマインフルエンサーのカマたくさんとライターのヨッピーさんを迎え、ホストクラブの遊び方講座やホストによるトークショーを行います。2部ではホストクラブに移動し、実際にサービスを体験します。
1部の遊び方講座では主に料金形態が説明されました。ホストクラブには「初回料金」があり、相場は大体2時間3000~5000円。料金には焼酎・ブランデー・割り物(ソフトドリンク)飲み放題とホストさんとの楽しい会話が含まれます。
ジーディー社広報・ホスグル子さん「歌舞伎町を歩いていると『ホスト500円で楽しめるよ』ってキャッチに声をかけられることもあると思うんですけど、500~1000円はノーマルガチャ」
ヨッピーさん「アタリ出てこないじゃないですか(笑)」
カマたくさん「激レアは出てこない。星3くらい?」
そのため「3000円くらいを払えばそこそこのお店で楽しめます」とのこと。ヨッピーさん曰く「キャバクラだと1時間でこの値段なので安いんじゃないですか? 会社で汚い顔したおっさんと飲んでも4000円くらい取られますもんね」。
ホストで遊ぶ料金は「温泉旅行1回分。でも温泉よりお肌ツヤッとします!」
2回目以降の来店は料金が変わってきます。ホストクラブはフリータイム制で、閉店の深夜1時間まで何時間いても基本料金は変わりません。支払いの内訳は基本料金の「セット料金」、テーブルチャージ代などの「席料」、自分とホストの「飲食費」、指名したら「指名料」、そして消費税とサービス料が加わります。
鬼門はサービス料。大体消費税を含んだ総額の35%(!)かかります。例えばセット料金(7000円)、席料(3000円)、指名料(3000円)に加え、ホストさんとビールで乾杯(1杯1000円×2)して焼酎ボトル(鏡月1本1万円)を入れると合計3万6450円。
ヨッピーさんも「そんなするとは思わんかった」といいますが、「温泉旅行1回分、エステ2回分くらい。でも温泉よりホストの方がお肌ツヤッとします。1か月るんるんってできる」(ホスグル子さん)そうです。ほかにも、
・名刺を沢山もらうので忘れないため「いいな」と思った人はよけておく
・LINEを聞かれるけど教えなくてもいい。最悪ブロックしてもいい
・2回目以降は”担当”を決める。永久指名制なので推し変は不可
・そのため初回来店時以降、LINEのやり取りで吟味するのも手
といったホストクラブ攻略方法を教えてもらいました。あと「全部込みで1時間1~2万円で遊べる”クイック”というコースもある」「担当に『今日3万円で飲める?』と予算を伝えて飲むのも珍しくないというのも。ここまで教えてもらうと何となくホストへのハードルが下がった気がします。
菅田将暉の誕生日にシャンパンタワーする熱烈な”菅田将暉オタク”のホストも
この後のトークショーでは参加店舗の所属ホストさんが来てどんなお店かを説明してくれました。
漫画『夜王』の主人公のモデルにもなったTOPDANDY I-OS顧問の”流星”さんは、柔和な表情の中にイケオジ然とした深みを感じました。思わず「あっこの人になら全てを委ねられそう……」という気分になりました。
TOPDANDY 1st主任”将暉”さんは、菅田将暉さんの大ファン。菅田さんの誕生日には菅田さんの好きな飲物(牛乳)でシャンパンタワーをしてしまったそうです。そのオタクっぷりに惚れそうになりました。一言でホストと言っても、本当にいろんなタイプの人がいました。
ほかにもホストさんがパセラ名物ハニトーを切り分けてくれるイベントもあって、至れり尽くせりの1部でした。この時点で「ホストって楽しそうじゃん……」となっています。次回はホストクラブの体験レポートをお届けします!